住宅クレーム110番
J110 News

現場発泡ウレタン吹き付けの安全性について


<神奈川県川崎市・TAKさん(会社員・47歳・男)>



 質問があります。
 高いレベルの高気密・高断熱を実現する方法として、現場発泡ウレタン吹き付け工法を採用しているメーカーで建てようと考えていますが、一方で、燃えやすいとか有毒ガス、あるいは経年変化の可能性を指摘する声にも接します。屋根裏に吹き付けられて固まった発泡ウレタンは剥き出し状態ですが、これでも大丈夫でしょうか? 他の工法との総合比較において、どの程度の安全性・信頼性のレベルなのか、お教えいただけるとありがたいのですが。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
須藤建設(株)
副社長 須藤芳巳


ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
Eメール:sudohome@sudo-con.co.jp

 断熱材の種類は無機繊維系(グラスウール、ロックウール)、木質繊維系(セルローズファイバー、インシュレーションボード)、発泡プラスチック系(ビーズ法ポリスチレンフォーム、押出法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム)の3種類に分けられます。
 通常の現場発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)の場合、ご心配のように高い可燃性があり、オゾン層を破壊する原因と考えられているクロロフルオロカーボンを放出します。他の断熱材が不燃材(燃えたときのガスの量で決まる)であるのに対し、ウレタンフォームはそうなっていません。その他ご指摘のとおり、経年変化、水分特性などのことが心配されます。しかしながら、他の断熱材に比べて断熱材が連続するので熱橋に良い、薄くても良い等の利点もあり、その他の断熱材と比較して一方的に決め付けることはできません。可燃性、有毒ガスの発生がウレタンの欠点であり、断熱と通気気密を同時に実現できるのが利点になります。したがって、それぞれの長所・欠点をよく理解してください。
 どれが良いとは特定できないので、信頼の置けるハウスメーカー・工務店を選び、そこの取り入れている断熱工法を受け入れて良いと思います。

同時掲載記事検索

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ