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【人口減少期の「職能」団体のありよう】

きのうから仙台に入っております。
到着後、事務所にて今回出張の取材要件概要の打合せを済ませ、
企業先を数件訪問。金曜日中に済ませなければならないので駆け足。
いろいろ情報交換させていただけて有意義な訪問でした。
情報だけ入手するのと、人と会って話を聞くのでは天地の開きがある。
なにより想像力が具体的に湧いてくるので、刺激的。
で、その後、市内中心部でJIA東北支部新年会に参加していました。

しばらく顔を見ることがなかったみなさんと旧交を温め、
こちらでも有意義な情報交換が一気にできました。
こういった「情報交換」がタイトルの「職能団体」にとっての
生命線だと思いますし、相当に役立つと思うのですが、
支部会長の鈴木弘二さんのあいさつでは、
JIA組織のなかなかに厳しい現状が率直に開示されていました。
人口減少局面では、こういう職能団体組織に対しての
参加意欲が減退せざるを得ない。
そもそも建築設計の学生志望者自体が減少してくるので、
勢い、このような職能団体への加入の動機も低下する。
そしてそれはひとりJIA、建築業界だけの問題ではなく、
いろいろな業界組織においてもまったく同様であるというようなスピーチでした。
「将来=発展」という明るい未来形が、どんな業界でも見通しにくい。
そういうなかで、どのように目的と使命を再構築できるのか、
変わらないためには必然的に変わらなければならない、
そういうふうに受け止めさせていただいた次第。
わたしの場合、北海道と東北でJIA地域会に関係させていただいていますが、
やはり運動体的な動きが存続のためにも不可欠なのでしょう。
たまたま北海道では先般、日本建築学会・地球の声委員会との
協同のような動きが現実化した。
常に現在に関わるようなテーマを捉えて、それを考え行動することで
いわば自己革新の機会として利用して行く、
そんな考え方がこれからは不可欠になっていくのではと思われました。

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