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【ランチの店選びで考えること】

先日、大勢のみなさんが札幌に来られた際に、
昼食のお店を選ぶ必要があった。
でも、十数人でしかもどういう年齢構成かもわからない初対面の方が大多数。
またこちらで費用を負担して「招待」する性質の会食でもない。
要するにワリカンでのランチであります。
でもその「案内役」であるので「選択判断」だけは必要という難しい設定。
ということから、東京からの来客だったこともあって、
庶民的な「札幌中央市場」場外で北海道の海産やいろいろお店が選べる
そんな地域にご案内し、各自にお店の選択肢を示すまでに留めました。
でも、一応コーディネート役として内心では決めているお店があって、
「この周辺に海鮮からラーメンまで店が選べるので、
1時間チョットランチ自由時間にしますので、いったん解散」
とアナウンス後、
「でも各自1000円負担でコスパの良い、手握りの寿司を食べたい人!」
と「この指とまれ」したら、なんと大多数の10人になった。
このあたり、呼吸はむずかしい部分があります。
せっかくの海産生鮮が人気の北海道サッポロ「中央市場」なので、
もっと豪華に「うに丼」みたいのを食べたい人もいるし、
そうではなくお腹いっぱいになる店が良い学生さんもいるワケですから、
案内側では、なかなか特定できないけれど、
最上と思われる選択肢は提供せねばならない、
そのギリギリの選択肢提供手段・方法でもあったのですね。

お店に人数も確定させて事前に連絡しておく方法もあったけれど、
そういった事前準備はもちろんできにくい状況。
なにより全行程の案内のほうが主眼でそっちの準備で忙殺もされていた。
ということで、普段からときどき個人的にも立ち寄っているお寿司やさんに
この10人で立ち寄ることにした次第でした。
最近はお寿司屋さんもすっかり回転鮨が主流で、
のれんの掛かった「お寿司屋さん」では値段がわからないので敬遠する。
幸い、この行きつけの店はネタも目利きがしっかりしていて
シャリがよくその上でコスパに優れていて、安心できるのです。
でもみなさん、どんな寿司が出てくるのかとチョット不安そうな表情。
店主が発注を受けてそこから全部手握りで作っている様を
じっくり見せられてから各自にご覧のような「大盛り寿司ランチ」が出された。
このほかに貝の「お吸い物」が付いてきます。
ネタとシャリのハーモニーはもちろんですが、
やはり寿司って、おいしくて見ての美しさを楽しみたい。
また、いつ握ったかもわからないようなのも食べたくはない。
さりとてランチでそう高額になるのは、庶民にはツライ。
そういった諸条件からは、
この内容で1000円は、そこそこ「民主的」なのではないかと。
食事後、いっしょに会食した方から
「ホントの値段からの差額分、三木さんおごっていただいたのですか?」
というご質問もいただきましたが、まったくの誤解。
みなさんの表情を見て、案内人としてほっと安心を得た次第でした。

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