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イチ押し住宅
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今後ますます期待が高まる注目のクリーンエネルギー

燃焼させずに化学反応で発電。
灯油による燃料電池システム

■山形県寒河江市・Kさん宅/夫婦40代、子ども3人
■工法/木造 在来軸組工法 2階建て
■設計/高子建築設計室
■施工・熱量設計/(株)ボスコ.
HP:http://www.boscohome.co.jp/
TEL:023-651-2345
FAX:023-651-2562

今回の事例は、リプラン東北 Vol.20に掲載しております。
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 地球温暖化防止に役立つクリーンエネルギーとして注目が高まる燃料電池。その最大のメリットは、燃焼によるCO ²排出がないことです。従来システムでは、電気を熱に変える際に最もエネルギーを消費しCO ²を発生しますが、燃料電池の場合は水の電気分解と逆の原理である「水素と酸素の化学反応」で直接電気に変換。また、発電時の排熱を温水に利用できるのも特徴です。
 東北で2例目、山形県内で初となる「灯油による燃料電池システム」を採用したKさん宅。建て替えを機に1kW型の燃料電池ユニットと200Lの貯湯タンクを設置し、現在モニター住宅として利用しています。発電した電気は普通の電気と同様に家庭内の電化製品に使うことができ、温水は浴室や洗面・キッチンで使用。もしお湯が足りなくなったときには、バックアップ機能のボイラーが働くので湯切れの心配もありません。またこのシステムは、お湯を使う時間帯や電気の使い方を自動的に学習・計算し、最適なタイミングで発電するムダのないシステムでもあります。K邸の場合は新築部分だけで80坪超、棟続きの既存住宅で110坪超の規模となるため、暖房については別途で深夜電力を利用した電気温水器による全館暖房を採用。しかし、熱量設計と施工を手がけたボスコの黒田祐史社長によれば、
 「熱損失のごく少ない高性能住宅ならば、燃料電池システムだけで暖房・給湯の両方をまかなうことが可能。特に“無暖房住宅”は燃料電池との相性がいいと思っています」とのこと。
 同社では、すでに天童本社モデルハウスで“無暖房”を具現化しており、今後は“無暖房+燃料電池”という理想の省エネ住宅に期待が高まります。

Photo Data

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お施主様の声


わが家は2世帯で合計110坪。この広さでも電気代は月平均約2万円で済んでいます


■経済性
 灯油使用量(灯油代)と発電量(電気代)はほぼ同じですが、「お湯」という副産物があるのでトータルで考えると割安。この広さでも、使用電力との差額として支払う電気代は月平均2万円程度です。
■満足度
 ボスコのエコレックスシステムで建てました。真冬でも床の温度が23℃くらいあるので裸足で過ごせるのがいいですね。家中どこもふわっとした暖かさで光熱費も安く済み、省エネを実感しています。

Data


家族構成:夫婦40代+両親+子供3人
延床面積:271.47㎡(約82坪)
構造:木造 在来軸組工法 2階建て
システム:エコレックスシステム・燃料電池(eneos)併用方式
開口部:断熱樹脂サッシ(Low-Eガラス・アルゴンガス入)
換気:第3種換気 計画換気システム
暖房方式:電気温水式パネルヒーター
給湯方式:灯油式燃料電池式温水器
施工期間:平成18年8月〜12月(約4.5ヵ月)

今回の事例は、リプラン東北 Vol.20に掲載しております。
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■山形県寒河江市・Kさん宅/夫婦40代、子ども3人
■工法/木造 在来軸組工法 2階建て
■設計/高子建築設計室
■施工・熱量設計/(株)ボスコ.
HP:http://www.boscohome.co.jp/
TEL:023-651-2345
FAX:023-651-2562

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