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イチ押し住宅
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開閉のコントラストが呼び込む

四季の光、風、彩り

四方を建物に囲まれた住宅街に住みながら、
季節とともに移ろう風の匂い、光を
身近に感じて、のびやかに暮らす。
開閉のさじ加減によって生みだされる
空間、光の鮮やかなコントラストが
そんな日常の贅沢をカタチにする。

■北海道/30代
■設計・施工/(株)内池建設 (House Creation事業部)
HP:http://www.uchiike-co.com/
本  社/室蘭市本輪西町1-5-10
TEL:0143-55-7785
札幌支店/札幌市中央区北2条西14丁目3-13
TEL:011-210-3100

今回の事例は、リプラン北海道 Vol.93に掲載しております。
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普遍的な心地よさを追求した永住の家

 外構と一体化させた直線的なファサードに、一見、それとは分かりにくい玄関。「クールビューティ」という言葉がよく似合う端正な住まいは、札幌市の西側に広がる住宅街の中に建つ。昨年12月、87坪の敷地に完成したU邸は、建物の内側に中庭を取り込んだコートハウススタイルの木造2階建て。1階にLDKと客間、水まわり、2階に子ども室と主寝室、収納スペースなどが配置されている。ファサードの現代的な表情、シンプルな間取りとは一転して、玄関の内側には個性的な空間が広がる。
 天井高と光量を抑えた玄関には細長い土間が廊下伝いに延び、飛び石が結ぶ琉球畳の和室が設けられている。「今はまだ30代ですが、歳を重ねるほどに家族構成も好みも変わることでしょう。ですから、わが家がいくつになっても心地よい場所であり続けられるように、庭や住まいのしつらいには普遍的な和のテイストをふんだんに採り入れました」と、奥さん。
 和の趣にあふれた玄関周りに立つと、その先の空間にはハイサイドライトからこぼれる光がスケルトン階段の美しいシルエットを浮かび上がらせている。特注の回転式扉の向こうには、中庭を大開口越しに望むシックなLDKが広がる。窓辺に沿うようにダイナミックな吹き抜けが設けられ、緩やかに傾斜するブリッジが延びる。住まいのあちこちに巧みに配された光と影の美しいコントラストが、延床面積約66坪という数字以上の心地よい広がりと奥行きを演出している。
 「2階ブリッジの両サイドが吹き抜けになっていて、寝室へとつながっています。ある意味、贅沢な造りだと思いますが、こうした必然性のある無駄も生活空間をより豊かにしてくれているようで、とても気に入っています」。
 LDKと和室、廊下、三方から望める中庭は、住まいの和のテイストに合わせて紅葉するモミジが植えられ、傍らには白砂利を敷き詰めた水盤が設けられた。光揺らめく水鏡は春に新緑、秋は落ち葉を浮かべて、ガラスで隔てられた室内にも季節の移ろいをにじませることだろう。

Photo Data

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今回の事例は、リプラン北海道 Vol.93に掲載しております。
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■北海道/30代
■設計・施工/(株)内池建設 (House Creation事業部)
HP:http://www.uchiike-co.com/
本  社/室蘭市本輪西町1-5-10
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TEL:011-210-3100

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