暮らしと庭づくりを楽しむ四季の家
時間をかけて育てるライフスタイル
暮らしと庭づくりを楽しむ四季の家
Point
暮らしにメリハリを与える土間リビング
道産材を現した木の香りと手触り感の癒やし効果
パッシブ換気システム換気暖房による快適な室内環境

この家は長手方向の切妻の形をそのまま内部空間としています。2階の床の高さを低く抑え、吹き抜けを介しひとつながりの空間としました。 道産材の構造体を露出した空間は木の香りと手触り感により癒やし効果が期待できます。土間は外に近い内、ウッドデッキは内に近い外になります。暮らしを楽しむ家を年間通して素足で感じてください。庭は、次のような目的別に5つの庭をつくってはいかがでしょうか。
プライバシーを守る北側のバックガーデン、風雪を緩和する北西の防雪林、南東側は小さな森、南側は発電を邪魔しない家庭菜園、 アウトドアリビングとして使えるウッドデッキを中心とした中庭。程よくプライバシーを守る豊かな緑は涼しげな木陰をつくり景観提供と周りに緑化の連鎖反応を起こし「みどり野」に相応しい景観をつくることでしょう。

施工
大平洋建業(株) 佐藤 誠
1963年札幌市で創業以来、戸建て住宅、共同住宅、商業 施設、公共施設等様々な建築物を手掛けてまいりました。住宅分野においては1棟1棟丁寧に、お客様との対話を重視しながら提供してまいりました。特に「空気のおいしい家」のキャッチフレーズのもと、パッシブ換気床暖房システムの住宅を提供しております。これからも地域に根ざした住宅を造り続けます。
設計
(株)ボンアーキテクツ 森 徳彦
1982年東海大学工学部建築学科卒業、神奈川県内の設計事務所勤務後、札幌市の(株)清和建築設計事務所に入所。住宅、商業建築、公共建築等の建築設計に関わる。2002年社名変更し代表取締役就任。パッシブシステム研究会や北海道建築技術協会の活動を通し更新した技術と地域気候を生かしたパッシブデザインを基に、四季の中で暮らしや庭づくりなどライフスタイルを楽しむ家をつくります。
脱炭素化対策

建物の基本性能を上げパッシブ的手法を取り入れた上で真南に向けたカーポート壁面設置の太陽光モジュールで効率よい発電を可能にしました。(UA値 0.25W/㎡・K)熱源はガスとし、ランニングコストとボイラーのメンテナンスが少ないエコジョーズを採用。居室換気は機械や電気に頼らないパッシブ換気暖房にしました。エコジョーズによる床下暖房とパッシブ換気の組み合わせでイニシャルコストとランニングコストを抑え、停電時は蓄電池を利用して換気、暖房、給湯、非常電源と保安照明を確保します。
「北方型住宅ZERO」定量的評価が可能な対策 合計17ポイント

概算工事費:約5,900万円