2010年3月11日 by replan

きのうは建材商社・キムラさんの年に1度の展示会で講演。
集まるのはすべて建築関係者ということで、
北海道の住宅の歴史ネタと、北海道R住宅の情報について。
まぁ、ちょうど雑誌をやっているので
いろいろな写真が見られて、住宅もたくさん見ているだろうという
推定でお話しが持ち込まれるのですね。
私の方としては、終始一貫、「性能とデザインいい家大研究」
というこのブログで表現しているようなスタンスで
お話しし続けております。
そうやっていると、話を聞きたいなどという方も現れる。
まぁ、ありがたいというところであります。
なんにせよ、ひとと知り合う機縁をいただけるのは幸せ。
わたしの「北海道の住宅の歴史ネタ」では、
このブログで触れるような、歴史的な住宅、遺跡などを題材に
時空を超えて人間の居住環境を考えております。
たまたま歴史物が好きなので
勢い、こういうようなところに興味が至った、というところ。
まぁ、あんまり聞いたことがない視点なので、
逆に現代の住宅というモノを考えるきっかけにはなる。
そんな思いでいろいろ調査し続けている次第であります。
ただまぁ、牛歩の歩みでの研究ですので、すこしづつの展開(笑)。
ただ、歴史人口的なものも縦糸にして、
客観的なスタンスを心がけている次第です。
っていうようなことですが、
最新住宅設備・建材情報、
しかも、寒冷地北海道での開催ということで、
毎年、これを機会に北海道の視察、という本州地域のみなさんも多い。
省エネルギー関係では、毎年ユニークな商品が展示されていまして
楽しいものがあります。
写真は、蛍光灯の明るさをもっと引き立てるための「反射板」装置。
夏期の室内環境では、基本的には窓からの日射取得熱の制御が必要。
同時に、高断熱になっていくと、
室内発熱源からの発生熱も大きい。
そういう意味から、こういう装置的な工夫も面白い。
基本は省エネルギーですが、エネルギーの効率のいい利用、
っていうようなアプローチも大いに進んで欲しい分野だと思いますね。
北のくらしデザインセンター
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2010年3月10日 by replan

大阪で国内最古の馬の歯の化石が発見された。
魏志倭人伝では、日本には馬は存在しないとされていたそうです。
日本の馬の歴史は5世紀頃、朝鮮半島から馬と乗馬の風習が伝わったとされる。
そういうなかで、
「日本書紀」に「河内馬飼(かわちのうまかい)」と記された集団が、国内で初めて馬を本格的に飼った牧場とされ、府教委は「朝鮮半島から子馬を船に乗せて連れてきたか、生まれた子馬を飼育し、軍馬として増産したとみられ、国内最初期の馬生産の実態がわかる」としている。
というような報道がありました。
馬の生産活動というのは、古代における最先端産業だったと思われるのですが
記録に乏しい歴史部分ではないかと思います。
馬というのは輸入からはじまった様子がかすかに確かめられた。
で、輸入したということはどのようにしたのかという疑問が湧く。
たぶん、筏を組んで朝鮮海峡を渡ってきただろうと思うのですが
そういう航海がその当時になってはじめて可能になったということなのか。
そういった「航海史」という部分でも興味が湧くけれど、
一方で、そういう運搬方法の確立までに至った需要の方にも興味は湧く。
まぁ、普通に考えて戦時における軍馬として、
あるいは平時には農耕用のトラクター機能として、ということでしょう。
この記事に記された「河内馬飼」という集団は、
どういう勢力とビジネス関係を成立させたのか、興味は尽きません。
また、歴史年代的にはヤマト朝廷の成立時期とも重なっている。
たぶん、後の世の鉄砲と同じように、
日本の戦争方式を一変させたには違いないのですが、
このあたりの歴史記述が極めて乏しいのですね。
こういう時代から、ちょっと下った時代には
陸奥の国、青森県地方で馬産経済地域として、「戸」〜へ〜という
律令体制の変形的な地域呼称までが成立するようになっている。
日本の歴史の中で、馬産が占めている位置って
けっして小さくはないと思うのですが、
そういう馬産の歴史研究をやっても評価されないということなのか、
あんまり見たことがないのですね。
後世の人が現代社会を見るときに、道路とか駐車場とか、
そういうものだけを見て、自動車の歴史を重ね合わせないで論じるみたいな
欠落感が、どうも大きい感じがいたします。
400年代にこうやって馬産が日本国内で成立し、
その後、馬を駆って戦争を行うのに、そう時日はかかっていない。
というか、「河内馬飼」たちは武器商人として
いろいろな勢力に対して、「これを使うと戦争に勝てまっせぇ」と
セールスに努めたものなのでしょう。
いろいろなロマンが沸き起こってくるテーマなんですが、
もっと知りたいなぁと思っておる昨今であります。
<写真は南部氏岩手の岩手山>
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2010年3月09日 by replan

アップルからiPadが発表されてから2ヶ月ほどが経って、
アメリカでの発売に続いて、日本でも4月には市場投入が発表された。
ところが、不思議なことにアメリカでは盛んにいわれていた
「電子ブック」閲覧機能について日本でのアナウンスはきれいに消えていた。
アップルのiPadについては、さまざまな機能が仕掛けられています。
出張時などの携帯用パソコンとしての簡易性。
ゲーム機としての大型サイズ液晶画面の迫力。
そして、もっともわたしたち出版界にとって大きなポイントは
「電子ブック」閲覧機能という側面なのですね。
アメリカでは出版、雑誌業界から非常に大きな期待が寄せられています。
既存のAmazonのKindle端末が、電子書籍にフォーカスして
広告を除外して表示されているのに対して
アップルのiPadでは、まことに雑誌に適した表示方法が示されているのです。
ビジネスのシステムでも、AmazonのKindle端末と比較して
はるかに出版社側にメリットがあるようで、
非常に期待感が高まっているのですね。
まもなく開始されるアメリカでのサービス開始の様子が伝わってくれば、
こういう側面も大きく伝わってくるものと思われます。
ところが、つい最近表示されたアップルのサイトでも
電子書籍ダウンロード購読閲覧機能については、表現されていません。
これは、どのようなことを表すものでしょうか?
まぁ、残念ながら、日本市場の閉鎖性を端的に示しているのでしょうね。
アメリカなどでは、日本の出版流通システムのような機構は存在せず、
簡易な流通システムになっていますが
たぶん、このようなシステムの違いが現れているものと思います。
アップルのサイトから、iTunesのような電子出版物ダウンロードサイトが
アナウンスされて、ユーザーは電子上の「書店」で
出版物を購入する。
そうなると、流通は大変シンプルになって
読みたいときに、好きなようにダウンロード購入ができるようになる。
で、課金はアップルしか介在しないことになる。
これでは既存の流通システムはたまったものではない。
たぶん、こういう事情が大きな障害物になって
さすがのアップルでも、日本市場では時期尚早と判断したものでしょう。
当面の間は、こういう状況で推移せざるを得ないのでしょうね。
ただ、やがてこういうことは必然的に変化が起こっていくでしょう。
そういうときのために、わたしたち出版側は
電子出版という形式について考えていかなければならないと思っています。
どのような変化が起こっていくのか、
注意深く観察していかなければなりません。
<写真は皇居のいくつもある門のひとつ。重々しく狭き門ですね(笑)。>
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2010年3月08日 by replan

最近、歴史人口とか、結婚の推移とか
そういうことに関するデータを集め続けています。
日本の今後のキーワードとして、
高齢化という大問題があるのですが、
これはこれまでの社会規範とかが通用しなくなる時代ということでしょう。
そういうなかで、この「生涯非婚率」という指標が論じられてきています。
わたしたち年代では、
結婚は、まぁ当然のようにするのが当たり前であって
そしてそれを社会的に宣言する「結婚式」というのが
大人社会への通過儀礼の最後に位置していたように思います。
このグラフを見ると、現在の結婚適齢期といわれる
右側の2つの年代で、うなぎ上りのようになっているのが見て取れる。
歴史的に見ると、江戸時代の都市、典型的には江戸ですが、
その状況がいまは全国に拡大してきている。
江戸という町は、地方から出てきた農家の次男、3男という
結婚できない男性たちが出稼ぎの果てに住み着いた町という側面があって
非婚者の割合が異常に高い社会だったそうです。
そういう背景があって、地方で人口が増え、それを受け入れた江戸では
人口調整的に機能してきたのだそうです。
どうも、現代もそういう局面になってきたのか。
住宅で考えても江戸の庶民にとっては、木造賃貸の長屋というものが
町家建築の主流だったのでしょう。
地方から出てきて、江戸で所帯を持てるなんていうのは
ごくごく稀なケースだったのでしょう。
一方で、高齢化というものの進展も有史以来のペース。
結婚の期間というものも、歴史の平均的には15年間程度が相当だったものが
いまや、50年から60年間の結婚期間になろうとしている。
これまでの社会の規範の多くが間尺に会わなくなるのも道理。
結婚の宣言形式も、家の存続という側面が大きかった時代とは
大きく変化せざるを得なくなってくるのですね。
社会保障としての年金などというシステムも
人口が増え続けていく社会でしか機能し得ないシステムとも考えられます。
まぁ、そんなことをまじまじと示すような
こんなデータを見続けていると、
こういう先にどんな社会がふさわしいのかと、
なかなか明確なイメージを持ちにくいことになってきますね。
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2010年3月07日 by replan
これはいったいどういうことなんでしょうね。
皇太子家の娘さんがまだ小学生で
学校に通っているけれど、登校拒否なんだそうで、
それに対して、宮内庁が記者会見を開き、また学習院でも対応会見を開いた。
これを公的な問題にしたい、というのは誰の考えなのでしょうか?
どうにもワケがわからない。
宮内庁という組織がそうしたのか、あるいは
子を持つ親としての自然な感情をそのままに宮内庁にぶつけ、
その反応として宮内庁はこういう会見に及んだのか。
どうにも、事態がわからないのですが、
結果としては、宮内庁発表が出てその影響は一人歩きせざるを得ない。
ひとりの個人の問題から、あるいは個人の内面の問題から
ことはあまりにも大きすぎる社会的問題に広がらざるを得ない。
こういう事にはならざるを得ないけれど
そのことを少なくとも宮内庁は理解しているのだろうか?
今後、子どもが育っていくプロセスでは
さまざまなことがらが考え得るけれど、
そのたびにこのような公権力的な対応をすると決断したのだろうか?
こういう発表の後、
こどもはまともに登校できるのだろうか?
どうにも不安な気持ちにさせられる報道です。
本来、まだ成長過程の子育てに属する問題なのに、
一家庭の問題が、宮内庁という国家組織の関与問題になってしまう。
しかし、象徴天皇制である以上、また現代的個人主義と
法人としての皇室という問題とが複雑にからむ問題ですね。
皇室という、まことに大変な環境が今後とも永続していけるものかどうか
英国では例の不幸な皇太子妃の死があったけれど
現代で皇室という存在がどうなっていくのか、
難しい問題をはらんでいると思いますね。
さて、カミさんがきょうまで出張で東京に行っていまして
息子とその父・男2人で、仲良く週末を過ごしておりますが、
炊事と洗濯もしっかりこなしております。
そのうえ、こどもの教育問題とも時々刻々と接しております(笑)。
ふとしたことで、携帯ゲーム機をわたしが落としてしまって
蓋が閉まらなくなったと、怒られて往生しています。
どんな対応をして良いか、なかなか迷うところでありますね。
破損はしたわけで、そのことは謝罪したのですが、
肌身離さず、みたいにゲーム機を持っていて
寝床ベッドでまで持っていて、
それでふとんをかけ直して、整理してやったら落としてしまったという状況。
そういう意味では親としては、いいたいことも多い。
まぁ、考えはじめるときりがないのですが、
子育ては、自分にも返ってくる話なので、なるようにしかならないでしょうね。
こういう気楽なことでいられる幸せを、
このような皇室の様子と考え合わせてかみしめています。
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