窓枠いっぱいに開けられる
浴室の大窓を実現

無類の温泉好きで、ほぼ毎週末夫婦で温泉に出かけていたというSさん。大好きなニセコエリアの温泉地近くに同じ泉質のお湯を引いている別荘地があることを知り、土地を購入しました。

もとは林で、残した木がちょうど目隠し的な存在に。傾斜地を生かし地階は駐車スペースと玄関にしている
もとは林で、残した木がちょうど目隠し的な存在に。傾斜地を生かし地階は駐車スペースと玄関にしている
ウッドデッキ正面は国有林、右を見ると景色が開けニセコの山々を望むことができる
ウッドデッキ正面は国有林、右を見ると景色が開けニセコの山々を望むことができる

豪雪地帯での実績が多かったことと、木や珪藻土の塗り壁を使ったデザイン性の高さが決め手となり、家づくりはSUDOホームにお願いすることに。Sさんご夫妻の希望は「お風呂の窓を全開にできること」。引き違い窓では窓枠の半分しか開けられないので、窓枠いっぱいに開けることができる窓を望んでいました。

玄関とシューズクロークはそれぞれ、カーポートと車庫に出入りできるよう扉を設けている
玄関とシューズクロークはそれぞれ、カーポートと車庫に出入りできるよう扉を設けている
薪ストーブは、ガラス面が大きく炎がよく見えるネスターマーティンのH33。パネルヒーターもあるが、薪ストーブのみでも充分暖まる
薪ストーブは、ガラス面が大きく炎がよく見えるネスターマーティンのH33。パネルヒーターもあるが、薪ストーブのみでも充分暖まる

そこで設計担当者が採用したのが折れ戸です。気密性が低くなることから道内ではあまり使われませんが、開放感は抜群。あえて浴室部分を半屋外と位置づけるプランとし、浴室と脱衣所の間の壁には外壁同様の断熱効果を持たせ、室内に寒気が入り込まないようにするなどの工夫で弱点をカバーしました。

Sさんこだわりの浴室の大窓。お湯をためる際に湯温が下がらないよう浴槽にはコウヤマキを採用している
Sさんこだわりの浴室の大窓。お湯をためる際に湯温が下がらないよう浴槽にはコウヤマキを採用している

日常的に眺める景色と
近隣の視線を配慮した開口部

お風呂の大窓、そして一番大きな開口部であるウッドデッキへの出入り口は、ともに国有林の木々が見える方角を向いています。景色が開けているのは南西の方角ですが、地域の開発によって景色が変わってしまう可能性を考え、あえて開発されづらい国有林に向けてメインの開口部を設けました。そのおかげで近隣の人の視線を気にすることなく過ごすことができ、浴室の窓を全開にして入浴することもできます。

リビングの奥に寝室がある。キッチンからお風呂まですべてこの階にあり、ゲストのいないときは平屋のような使える
リビングの奥に寝室がある。キッチンからお風呂まですべてこの階にあり、ゲストのいないときは平屋のような使える
対面式のキッチンは奥さんの希望。珪藻土の塗り壁と木の温もりを感じる雰囲気はSUDOホームに設計を依頼する決め手のひとつだった
対面式のキッチンは奥さんの希望。珪藻土の塗り壁と木の温もりを感じる雰囲気はSUDOホームに設計を依頼する決め手のひとつだった
キッチンからリビングを通り寝室へとつながるシンプルな動線
キッチンからリビングを通り寝室へとつながるシンプルな動線

「将来的には温泉のある家で暮らしたい」というSさんの夢は、理想の土地を見つけたことでとんとん拍子で現実となりました。毎週末この家で大好きな温泉を堪能するようになってからは、以前のように温泉めぐりをすることはなくなったそう。その代わりにBBQをするなど、自然の中の暮らしを満喫しています。ご近所の人たちからは山スキーにも誘われているとか。温泉がつないだ縁で新しい楽しみも生まれつつあります。

国有林を眺める方角に大開口とウッドデッキを設置。木々が四季の移ろいを教えてくれる
国有林を眺める方角に大開口とウッドデッキを設置。木々が四季の移ろいを教えてくれる
2階にあるゲスト用の洋室。切妻屋根の小屋裏空間を無駄なく使った
2階にあるゲスト用の洋室。切妻屋根の小屋裏空間を無駄なく使った

とにかくオープンなお風呂にこだわった家づくりでした。担当の方には、お風呂だけは性能よりも大きな窓による開放感を優先してください、とお伝えしました。希望どおり全開にできる窓をつけていただいて満足しています。お風呂以外はほぼお任せ。日常的にどの方向を眺めて過ごすかなど、細部に至るまで考えて設計していただきました。完成後も定期的に様子を見に来てくださり、住まいの細かいことも相談しています。(Sさん談)