白漆喰の壁とナラの無垢材のフローリングが空間の清浄感を際立たせる。間接照明を選択し、夜は「暗さ」を楽しむもともとイメージが明確だったこともあり、工務店から「自ら設計してみては」と提案されたご家族。雑誌を集め、フリーソフトで間取りをつくり、実際の設計や技術的な部分はきちんとプロにお任せしながら「ほぼイメージどおり」と満足する新居が完成しました。住まいの中心のLDKは天井高約7メートルの吹き抜け空間。開放的なリビングの正面壁にはご夫妻のコレクションアイテムを並べる大容量のオープン棚と2階への階段が配置され、ギャラリーのような雰囲気となりました。

◎家族構成:夫婦30代、子ども2人
◎構造規模:木造2階建て・約62坪
◎設計・施工:仲野谷工務所

温水パネルヒーターによる全館暖房で、エアコンは冷房のみ。薪ストーブもパネルと同じ輻射熱で相性がいい
玄関からリビングを望む。右には和室、左にはキッチンがある。正面のオープン棚の存在感が空間の雰囲気をグレードアップ

地元の祭りにも参加するAさん。普段から来客も多く、土間から出入りできる和室はふすまを閉めればゲスト用の寝室にもなるつくり付けの棚を設置したキッチン。熱源はAさんのこだわりで都市ガスを採用している「土間と薪ストーブと家族用クローゼットが最初の希望。洗面台や男性用トイレなどの希望も叶いました」とAさんご夫妻来年1月に第3子が誕生。一番広い子ども部屋は将来的には仕切り壁を立てることも想定している

2階は家族のみが利用するプライベートゾーン。主寝室のほか子どもたちの部屋、トイレも設置
玄関からリビング奥の薪ストーブへ続くコンクリート土間。昔の日本家屋のように外との繋がりを感じる空間だ

玄関は壁で仕切り、家族用の大型シューズクロークを確保した。1階の壁は左官職人による美しい漆喰壁テラスなどの木部もダークトーンで統一、シックな印象が漂う外観。2階のデッキが庇となり夏の直射日光を遮っている