心と身体。健やかな暮らしに欠かせないその両方を家づくりのエッセンスに位置づけている札幌の建築会社、ハニーハウス。前編では、美しさと健康の両立を提案する住まい、その理想をかたちにした北広島市の住宅を例に、同社のインテリアの提案についてご紹介しましたが、今回はその後編。徹底的に健康に配慮してつくられた、新型コロナウイルス対策としても注目の「免疫系住宅」の仕様や性能についてご紹介しましょう。


スーパー遮熱ジオ工法と
きれいな空気が守る家族の暮らし

住まい手の豊かな心を育むのは、個性が光る美しいインテリア空間。そして、家族の安心で健康な暮らしを守るのが、安全で頑強な躯体ときれいな空気をつくる設備や建材です。

ハニーハウスの家は「スーパージオ遮熱工法」を採用しています。スーパージオ工法とは、敷地から取り除いた土の代わりに専用の建材を敷き詰めて地盤を軽くし、建物を支える力を保つ工法。地震でも不同沈下しにくく、液状化にも強いとされます。同社ではこれを北海道仕様にカスタマイズ。遮熱材を施工して、地盤を伝ってくる冬の冷気を大幅にシャットアウトしています。

シックな印象をまとう外観。外物置や屋根付きの自転車置き場も建物に組み込んだ
「スーパージオ遮熱工法」を採用して建てられた耐震性の高い住まい。外観はシックな印象をまとっている。コンクリート土間の部分は、自転車置き場で、これから庭をつくり込んでいく予定
建物は、大容量の外物置も組み込んで設計されている。アプローチは屋根があるので、雨や雪を遮ることができて便利

「健康」がキーワードの同社が最も重視するポイントが、屋内の空気環境です。きれいな空気の要となる換気方法として、パッシブ換気システムを標準装備。暖冷房は、輻射式暖冷房機器と対流式高性能エアコンを融合させた「エコウィンHYBRID」を今回初めて採用しました。土岐さんは「輻射式は風による不快感がなく、ホコリも舞い上がらないので快適。高効率エアコンを併用するので省エネでもあります」とその効果に期待を寄せます。

また揮発した化学物質が室内の空気を汚す可能性のある内装仕上げ材の接着剤には、でんぷん糊にセラミックスを配合させたオリジナル製品を使用。環境ホルモンの除去作用や、屋内にこもりがちな生活臭の消臭効果により、きれいで快適な空気環境を保ちます。

スーパージオ遮熱工法と、エコウィンHYBRID、パッシブ換気システムを組み合わせた家は、どこにいても安心で快適。1階の階段の奥に見えるのが、エコウィンHYBRIDの輻射式暖冷房機器
内装仕上げ材を施工する際に使う接着剤は、でんぷん糊にセラミックスを配合させたオリジナル製品で、環境ホルモンの除去作用や生活臭の消臭効果により、きれいな空気環境を保つ
壁や床などの内装仕上げ材を施工する際に使う接着剤は、でんぷん糊にセラミックスを配合させたオリジナル製品。環境ホルモンの除去作用や生活臭の消臭効果により、きれいな空気環境を保つ

安心で健康な日常のために
電磁波・環境ホルモン対策が
標準仕様の免疫系住宅

新型コロナウイルスの影響で、最近は発酵食品や腸活といった免疫力の向上に関心が高まっていますが、電化製品や電線が発する「低周波電磁波」や、住宅用建材や接着剤などに含まれる「環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)」が人体の免疫力に悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか。

実はハニーハウスは、20年ほど前から家づくりにおける電磁波や環境ホルモン対策を考え実践してきた、いわば免疫系住宅のパイオニア的存在。そのきっかけは、土岐さん自身が化学物質過敏症を発症したことでした。住まいと健康について深く考えるようになった土岐さんは以来、化学物質に敏感なご自身が扱っても大丈夫な素材や建材を中心に選んで使い、電磁波の影響にも配慮してプランニングした家づくりにシフトします。

現在は、自社開発した帯電の除去や抗酸化作用のあるセラミック配合の塗料や接着剤、室内の電気の流れをきれいに整えるアーシングなどの、電磁波・環境ホルモン対策が標準仕様。健康な方はもちろん、化学物質過敏症やアレルギーで悩んでいた方からも「安心して快適に暮らせる」という嬉しい声が届くといいます。

基礎の土間下9ヵ所にアーシングロッドを打ち込み、室内や床下空間から引き込んだアースケーブルを接続してアーシングしている
基礎の土間下9ヵ所にアーシングロッドを打ち込み、室内や床下空間から引き込んだアースケーブルを接続してアーシングしている
自社開発した帯電防止や抗酸化作用のある「HSセラミックス」を配合したHSカーボン塗料を、床下地合板や床下空間の基礎の表面などに塗布
自社開発した帯電防止や抗酸化作用のある「HSセラミックス」配合のHSカーボン塗料を、床下地合板や床下空間の基礎の表面などに塗布
「電子レンジは電磁波がとても強く、使用中はなるべく離れたほうがいい」と土岐さん。そのため、キッチンの作業台と背面収納の間は幅を広めにとり、冷蔵庫は引き戸で仕切ることもできるパントリーの一角に置けるよう設計されている
各部屋の収納等に使う建材も、できる限り環境ホルモンや有害化学物質が含まれない製品をセレクト
各部屋の収納等に使う建材も、できる限り環境ホルモンや有害化学物質が含まれない製品をセレクト
電磁波の影響も受けにくいように考えてプランニングされている
電磁波の影響を受けにくいように考えてプランニングされている

美しい住空間を満たすきれいな空気、そして直接は見えないところで住まい手の健康を守る技術と工夫。自らの体験をもとに積み重ねてきた知識と実践が、これからの時代に求められる「美と健康を両立させた住まい」として豊かに花開いています。 

 

ハニーハウスでは、新しい生活様式のためにオンライン窓口を開設しました。詳細は下記URLのサイトをご覧ください。

ハニーハウス オンライン窓口▶ https://www.replan.ne.jp/clp/honeyhouse