周りの声が後押し
家族みんなで家づくりを楽しむ

3人の子どもを育てながら酪農業を営み、忙しい毎日のAさんご夫妻。高校生になると帯広に出てしまう子どもたちとの時間を大切に過ごしたい思いで、新築を決めました。

三角屋根と尖塔が印象的な外観。大小の窓の数々が室内に明るい陽光を運ぶ
三角屋根と尖塔が印象的な外観。大小の窓の数々が室内に明るい陽光を運ぶ
広々とした玄関アプローチ。タイル張りの壁に白い玄関ドアが映える
広々とした玄関アプローチ。タイル張りの壁に白い玄関ドアが映える

家づくりの話題で、同じ酪農仲間からよく出てきたのが「とかち工房」の名前。Aさんも以前からとかち工房の北欧風の外観が好みだったので、好感を抱いていたところでした。そんな中、親戚がとかち工房で新築。「木をふんだんに使った内装や丁寧な手づくりの数々、暮らしやすさに配慮した間取りなどを実際に体感し、好感は確信に変わりました」。そうしてAさんご一家ととかち工房との家づくりはスタートしたのです。

家族5人の靴やコート、かばんなどが余裕で収納できる広いシューズクローク
家族5人の靴やコート、かばんなどが余裕で収納できる広いシューズクローク
玄関ホールからすぐつながる洗面スペース
玄関ホールからすぐつながる洗面スペース

広い敷地の中、新居が建つのはロケーションのいい小高い場所。もともとあった古い物置は自前の重機で取り壊し、家族全員で古い材木やトタンを片付けました。工事が始まってからも毎日現場を見学。壁紙を自分たちで選んだり、造作家具は意見を取り入れてもらったりするなど、子どもたちにとっては、家づくりの一つひとつが大切な思い出となっていきました。

家族が集うLDK。室内を明るく照らす大開口は、トリプルガラスの木製サッシを採用。窓が多くても室内は暖かい
家族が集うLDK。室内を明るく照らす大開口は、トリプルガラスの木製サッシを採用。窓が多くても室内は暖かい
テレビ背面にはタイル調の壁紙を採用。裏側が和室となっている
テレビ背面にはタイル調の壁紙を採用。裏側が和室となっている
客間や予備室として使う和室は、玄関側と縁側の両方からアクセスができる仕様
客間や予備室として使う和室は、玄関側と縁側の両方からアクセスができる仕様

木の優しさに包まれた室内
農家住宅ならではの工夫も

2020年11月に新居が完成。開放感のある広いリビングが家族が集う空間です。「木の温もりあふれる優しい雰囲気がみんなのお気に入りです」と奥さん。1・2階をつなぐ大きい吹き抜けやリビング階段を採用することで、家中どこにいても家族の気配を感じやすいオープンなつくりとなっています。

吹き抜けからリビングを見下ろす。2階多目的ホールのアールの柵や鋭角の天井が空間にメリハリを与える
吹き抜けからリビングを見下ろす。2階多目的ホールのアールの柵や鋭角の天井が空間にメリハリを与える
2階の多目的ホールで遊ぶ子どもたちの気配は、吹き抜けを通して1階にもよく伝わる
2階の多目的ホールで遊ぶ子どもたちの気配は、吹き抜けを通して1階にもよく伝わる

唯一雰囲気が違うご夫妻の寝室は、ウォールナットの重厚感を生かしたエレガントな空間。ドアはホール側と寝室側で色を塗り替えて、別世界を演出しています。新居を見にきた友人からも好評だったそう。

ウォールナットの上品さが漂うご夫妻の寝室は、塔の形に合わせて設えられた3つの窓が印象的
ウォールナットの上品さが漂うご夫妻の寝室は、塔の形に合わせて設えられた3つの窓が印象的
将来仕切って使えるようになっている子ども部屋。勉強机は複雑な角度の壁に合わせて造作した
将来仕切って使えるようになっている子ども部屋。勉強机は複雑な角度の壁に合わせて造作した

Aさん宅は農家住宅としての機能性も十分。農家玄関に隣接して事務室とキッチン、洗濯室が配置され、仕事上のFAXのチェックや料理、後片付けなど、外作業と事務作業・家事が最短ルートでできるのが便利です。

表玄関の真裏に設えられている農家玄関。左側のテラスドアからも事務室へ出入りできる
表玄関の真裏に設えられている農家玄関。左側のテラスドアからも事務室へ出入りできる
農家玄関からダイレクトにつながる事務室
農家玄関からダイレクトにつながる事務室

造作背面収納のおかげでスッキリとしたキッチン。奥のドアは農家玄関につながる。この動線のおかげで作業から帰ってきて最短ルートで料理ができる
造作背面収納のおかげでスッキリとしたキッチン。奥のドアは農家玄関につながる。この動線のおかげで作業から帰ってきて最短ルートで料理ができる
とかち工房の職人さんにプレゼントしてもらったこの椅子は、端材でつくったもの。ちょっとしたスツールとして、またキッチンの踏み台として活躍中
とかち工房の職人さんにプレゼントしてもらったこの椅子は、端材でつくったもの。ちょっとしたスツールとして、またキッチンの踏み台として活躍中

家族みんなで家づくりに臨むことができて新居への愛着もひとしお。「家づくりをとことん楽しませていただきました」。Aさんご一家の豊かな暮らしを支える自慢の新居には、笑顔があふれていました。

高校がない地域なので、子どもたちと一緒にいられるのは中学まで。限られた家族での時間を大切にしたかったのが新築の一番の理由です。工事中は、毎日現場を見ることができて、子どもたちにもいい経験になったと思います。私たちの数々の注文に、とかち工房は的確な判断と提案をしてくれたので、納得のいく家づくりができました。工事中は私も子どもたちも大工さんと仲良くしていたので、終わったときはとても寂しかったです。おかげで心豊かに過ごせる住まいができました。ありがとうございました。(奥さん談)