伝統的な大工の技と道産無垢材や珪藻土などの自然素材を用い、通年で心地よく暮らせる北国の住まいを実現してきた芦野組。歳月の流れの中で変化したライフスタイルに合わせた増・減築やリノベーションも手がけています。

カラマツ板張りの外観。大きく張り出した軒とストーブの煙突が、木の温もりあふれる外観のアクセントに
カラマツ板張りの外観。大きく張り出した軒とストーブの煙突が、木の温もりあふれる外観のアクセントに
カラマツの温もりを生かした玄関ポーチは、そのまま造作カーポートにつながり、雨や雪の日の車の乗り降りに便利
カラマツの温もりを生かした玄関ポーチは、そのまま造作カーポートにつながり、雨や雪の日の車の乗り降りに便利

結婚から8年、日ごとに活発になる息子さんと賃貸住まいをしていたAさんご夫妻。「そろそろマイホームの建て時かなと考えていたときに、両親が芦野組で実家をリノベーションしました。木の温もりあふれる空間、広い玄関土間に薪ストーブを備えた住まいは、僕たちの理想の家そのままでした」と、Aさんは家づくりのきっかけを話します。

モルタルにレンガを埋め込んだ玄関土間。土間続きには土足のまま出入りできるシューズクロークを設置。壁には造作靴箱を設えた
モルタルにレンガを埋め込んだ玄関土間。土間続きには土足のまま出入りできるシューズクロークを設置。壁には造作靴箱を設えた
玄関ホールからLDKにつながる廊下の右には水まわり、左には寝室をレイアウト。天井高を抑えた廊下が、LDKの開放感を際立たせる
玄関ホールからLDKにつながる廊下の右には水まわり、左には寝室をレイアウト。天井高を抑えた廊下が、LDKの開放感を際立たせる

LDKのナラ床と段差なく続くストーブ土間。ダイニングや床に座って薪火を眺められるストーブまわりは、家族のリラックスゾーンになった
LDKのナラ床と段差なく続くストーブ土間。ダイニングや床に座って薪火を眺められるストーブまわりは、家族のリラックスゾーンになった
窓を設けたストーブ土間は、薪棚のある庭、ウッドデッキにつながっている
窓を設けたストーブ土間は、薪棚のある庭、ウッドデッキにつながっている
庭の一角には造作薪棚を設置。Aさん宅では建築端材を薪に活用。薪棚には既に約3シーズン分がストックされている
庭の一角には造作薪棚を設置。Aさん宅では建築端材を薪に活用。薪棚には既に約3シーズン分がストックされている

ご夫妻は早速、芦野組に「家族の気配をいつでも感じられる心和む住まいを実現したい」と新築を依頼。芦野組は家づくりの際には、住まい手と何度も打ち合わせを重ね、歳月とともに変化していく暮らし方まで見通したプランを提案しています。Aさんの新築に際しては、子育て後の暮らしを考えて1階のみで生活できる平屋的な間取りに、冬のおうち時間の楽しみとして薪ストーブもプランに加えました。

造作背面収納を備えた対面式キッチンは、ウォークインクローゼット、寝室につながる。回遊式動線を採用して、家事の効率化を図った
造作背面収納を備えた対面式キッチンは、ウォークインクローゼット、寝室につながる。回遊式動線を採用して、家事の効率化を図った
1階LDKと2階フリースペースは吹き抜けでつながり、家族の気配が家中に満ちる。特注のアイアンの手すりを採用し、抜け感を大切にした
1階LDKと2階フリースペースは吹き抜けでつながり、家族の気配が家中に満ちる。特注のアイアンの手すりを採用し、抜け感を大切にした

さらに通年で快適な暮らしを送れるよう、300㎜断熱を採用した芦野組の最高レベルの住宅性能(Q1.0-X)の採用を提案しました。施工中、しばしば現場を訪れていたAさんは、現場で断熱材の厚さを目の当たりにして、新居の性能の確かさを実感。「なるほど魔法瓶のようなつくりだから、暖房の熱も冷めにくいんだなと納得。素人目にも、間違いなく暖かい家になると思いました」。

ダイニング・キッチンに設置したステンドグラスのペンダント照明は、Aさんのお母さんの作品
ダイニング・キッチンに設置したステンドグラスのペンダント照明は、Aさんのお母さんの作品
玄関の表札やトイレの建具にも、Aさんのお母さんが制作したステンドグラスを採用。こうした意匠造作も注文住宅ならでは
玄関の表札やトイレの建具にも、Aさんのお母さんが制作したステンドグラスを採用。こうした意匠造作も注文住宅ならでは
ナラ材とタイルを用いて造作した洗面台。収納もたっぷり設けられ機能的
ナラ材とタイルを用いて造作した洗面台。収納もたっぷり設けられ機能的
子ども部屋がある2階へは、リビング階段でアクセス。キッチンからも子どもの上り下りがよく見える
子ども部屋がある2階へは、リビング階段でアクセス。キッチンからも子どもの上り下りがよく見える

2021年4月、住まいの内外に道産材を生かした木の温もりあふれる新居が完成。屋根なりの勾配天井を採用したLDKは吹き抜けで2階ホールとつながり、ご夫妻の願いどおり、家族がどこにいてもお互いの気配が感じられる住まいになりました。「施工中もスイッチの位置を変更してくれたり、造作本棚や照明をつくってくれたり。芦野組は最後まで暮らしやすさを考えた提案をしてくれたので、心から満足できる家づくりができました」。

段違いの屋根形状から生まれた2つの吹き抜けが、各階に開放感とのつながりをもたらしてくれる
段違いの屋根形状から生まれた2つの吹き抜けが、各階に開放感とのつながりをもたらしてくれる
コンパクトにまとめた2つの子ども部屋は、間仕切り壁を用いず、ウォークインクローゼットで緩やかに分離
コンパクトにまとめた2つの子ども部屋は、間仕切り壁を用いず、ウォークインクローゼットで緩やかに分離
「子どもが大きくなっても、その気配を感じられるように」と、1階とつながる2階ホールにスタディコーナーを設けた。ホールからは屋根付きバルコニーに出入りできる
「子どもが大きくなっても、その気配を感じられるように」と、1階とつながる2階ホールにスタディコーナーを設けた。ホールからは屋根付きバルコニーに出入りできる

そう語るAさんが驚いたのが、クーラーなしで迎えた夏の過ごしやすさでした。2階ホールに設置した有圧式換気扇を回すだけで、室内の空気が一気に入れ替わって涼しくなったといいます。「性能が良いと、朝夕の冷たい空気で満たされた室内の心地よさもしっかり保たれるんですね。今まで寒くて苦手だった冬がどれほど快適になるのか、今から楽しみで仕方ありません」と、奥さんも笑顔で話してくれました。