熟練の建築技術が支える高性能な住宅をベースに、柔軟な姿勢と既成概念を払拭する自由な発想で、唯一無二の存在感を放つスター・ウェッジ。土地を読み解き、暮らしに寄り添った提案で、洗練されながらも長く住み継がれる価値のある住まいを追求しています。
2022年5月に完成した札幌市の緑豊かな高台に建つKさん宅は、街並みや木々、夜は都心の夜景を堪能できる眺望を意識した住まい。斜面に面した約27.5メートルのゆったりとした間口を生かしたファサードは、タイルをベースに石・ガラス・木製羽目板など多彩な素材が響き合う堂々かつ優美な佇まいです。
![](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-03-02.jpg)
Kさん |
スター・ウェッジのデザインが好きなので、外観に関してはほとんどお任せでした。この斜面に面した広い間口を生かしたスケール感や、ガラスや天然石の素材感、落ち着いたトーンの色の組み合わせなど、自邸ながら思わず見ほれてしまいます。 |
工藤さん(建築士) |
ファサードは約27.5メートルの間口を生かしたスケール感と、異素材が共存する美しさが自慢です。マットなタイルを基調としながらも、一部を天然石の鏡面仕上げとしてガラスとの連続性をもたせました。綿密に仕上げた素材や奥へとたどるカーブなど目を惹くプロポーションです。 |
曲線を描く壁に引き込まれるように奥へと進むと、出迎えてくれるのは開放的なエントランスホール。ガラス窓の向こうに連続する中庭の景色が、空間にさらなる広がりを与えています。1階は客室の役割も果たす和室、子ども部屋や書斎で構成。中庭に面した子ども部屋は、テラスを介して内と外を自由に行き来できるように計画されています。
Kさん |
ファサードからのつながりであえて広くとった玄関は、5人家族の私たちにとってはかなり実用的。家族全員が同時に靴の脱ぎ履きをしても十分に余裕があり、非常に使い勝手の良い玄関です。ホールも広く、玄関からスムーズに2階へと上がっていけます。 |
工藤さん(建築士) |
ファサードのスケール感がそのままシームレスにつながるように、エントランスホールはゆったりとした広さを確保しました。中庭に面したホールは、視界の抜けがさらなる開放感を演出してくれます。 |
![奥さんの書斎スペース。仕切りがなくオープンながらも適度なこもり感がある](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-10.jpg)
![客間としても活用できる1階の和室](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-08.jpg)
![将来的には3つに仕切ることができる子ども部屋。テラスを介して外と行き来できる](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-09Y.jpg)
射し込む光に誘われて階段を上がると、そこは南北にそれぞれ設けた開口から、札幌の街並みや山並みが広がる圧倒的なLDKの大空間。この美しい眺望は、Kさん宅の設計の核ともなっています。キッチンやリビングのソファなど、座る場所、立つ場所で視線の先の景色はさまざまな表情を見せ、時間や季節ごとに移り変わるその眺望は、この地でしか体感できないかけがえのないものです。
![「工藤さんは設計力はもちろんのこと、同じ年頃のお子さんを持つ父親でもあるので、共通の話題も尽きず、相談しやすい雰囲気で、非常に楽しい家づくりでした」とKさん](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-01-07.jpg)
![ラグジュアリーなトーンで仕上げたキッチン。食事の支度をしているときも、ふと視線の先に見える眺望が嬉しい](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-01-13.jpg)
![ラインに沿った間接照明と、ペンダントライトがアクセントになるダイニング。南側の窓に見える緑が心地良い](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-01-14.jpg)
![キッチンからリビングを見る。両サイドの開口からの眺望がダイナミックに広がる](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-01-15.jpg)
LDKや寝室、ランドリールーム、浴室など生活機能は2階に集約。上下階の行き来を省略し、仕事や子育てで多忙な毎日を送るKさんご夫妻が、快適に過ごせるように工夫がされています。
工藤さん(建築士) |
2階のLDKはこの住まいのメインとなる空間です。キッチンやリビングなど、ご家族がどの位置にいてもその美しい眺望が楽しめるように計画しています。見せたい景色を住まいに取り込めるように、一つひとつの開口に意味合いをつけた窓配置です。 |
Kさん |
2階に上がった際に目の前に広がる景色がとにかく圧巻。高台という土地が生かされていて、何よりも家族が集うLDKで一番良い景色が楽しめることが嬉しいです。キッチンもリビングもそれぞれ広さがあって使いやすく、朝も夜もくつろげる空間です。 |
![ゆったりとした洗面台はダブルボウル。角度によって表情が変化するモザイクタイルはKさんのセレクト。洗面台は意匠性塗材のクライマテリアを採用し、モルタルのような素材感を演出](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-01.jpg)
![ガラスのタイルを配したトイレは、クラシカルな表情をした床材で上質な雰囲気に](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-02.jpg)
![浴室にもFIX窓を設けて、光を取り込んでいる。壁や浴槽の腰壁はストーンのニュアンスを表現したタイルを採用し、シックなトーンでまとめた](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-05.jpg)
![脱衣所とランドリールームの両サイドから使うことができる便利な収納](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-03.jpg)
![大容量のファミリークローゼットは家族5人分の衣服をひとまとめに収納できるボリュームを確保](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2022/06/43954-02-04.jpg)
土地を読み解いた窓の配置や、多彩な素材づかいで魅せるラグジュアリーなKさん宅。優れたデザイン性の中に、家事動線などの家族の日常を内包する綿密な計画は、ご一家の暮らしをより一層上質なものへと高めています。
新築の依頼先を検討する中で数社にプラン作成を依頼したところ、2階リビングを提案してくれたのはスター・ウェッジだけでした。札幌の中心部でありながら、緑豊かな高台であるこの土地の最大の魅力は眺望です。2階リビングはこの土地のポテンシャルを最大限に引き出す設計プランだと感じ、夫婦で話し合い決心。数年前に兄がスター・ウェッジで家を建てていたので、その優れたデザイン性は把握していたこともあり、信頼感がありました。
リビングの窓から見渡す景色の美しさや、多彩な素材を組み合わせたラグジュアリーな空間は想像以上の魅力。スタイリッシュなデザインの中にも、大容量の収納やスムーズな家事動線、のびのびと過ごす子どもたちの様子など、私たちの日常に寄り添う設計がなされていることも、快適さにつながっています。(Kさん談)