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木と漆喰で気持ちよく。親子をつなぐ二世帯住宅リノベーション

宮城のリノベーションで注目の地域ビルダーをご紹介!
「活かす・変わる」という、リノベならではの魅力をお伝えします。
2022.11.15

リクレア / 宮城県白石市・Sさん宅 夫婦40代、子ども1人、母

築49年の実家をリノベーションし、親と一緒に住むことにしたSさんご夫妻。お二人が選んだのは、「木と漆喰を使ったリノベーション」を提案するリクレアでした。

断熱や耐震などの性能面のアップデートをしっかりと行うとともに、間取りも暮らしやすく変更。古かった実家は、安全で快適で、それぞれのプライバシーを保つこともできる、自然素材に包まれた二世帯住宅へと 生まれ変わりました。

住宅見学会で実感した魅力が
依頼の決め手に

ご夫妻が家づくりを考え始めたきっかけは、Sさんのお父さんが病気になったことでした。「昔ながらのつくりで段差が多く、お風呂もトイレも狭くて、介護をするには不向きな家でした」と、Sさんは話します。古かった実家は、夏の暑さも冬の寒さも相当なもので、病身への悪影響が心配されました。

Before

外壁材を張り替えて外観の印象も一新されたが、赤茶色の瓦屋根にもとの家の面影を見ることができる。玄関にはスロープを設置
外壁材を張り替えて外観の印象も一新されたが、赤茶色の瓦屋根にもとの家の面影を見ることができる。玄関にはスロープを設置
木と漆喰の心地よさを家族を迎える明るい玄関。以前の階段はかなり急で危険だったため、勾配を緩やかにつくり直した
木と漆喰の心地よさで家族を迎える明るい玄関。以前の階段はかなり急で危険だったため、勾配を緩やかにつくり直した

当初は建て替えを検討していたご夫妻でしたが、建築費用が高いハードルに。「家を小さくすれば予算内に収まりましたが、広い家でゆったりと暮らしたい想いが強く、リノベーションへと気持ちが傾いていきました」。

リクレアとの出会いは突然でした。「ある日、仙台市内を走る路線バスに乗っていると、たまたまリクレアの車内アナウンス広告が流れてきて、『木と漆喰の家』というワードが耳に残りました。妻がアレルギー体質で、自然素材の家が希望でもあったんです」。

親世帯・子世帯の共有であるリビング。テレビの背面のアクセントウォールは、ヘリンボーン柄の無垢板パネルで仕上げた。木と漆喰のコントラストが心地よい

さっそく同社の住宅見学会に足を運んだところ、自由な間取り、木と漆喰が醸す空気感、想像をはるかに超えるデザインに、ご夫妻ともにすっかり魅了されてしまったそう。「冬場でしたが、室内は暖かくて性能面も間違いないと感じました」。これが背中を押し、ご夫妻はリノベーションによるリクレアとの家づくりを決めました。

木と漆喰に包まれて
家にあふれる家族の笑顔

二世帯住宅を希望したSさん宅は、間取りを大きく見直す必要があったため、一旦スケルトンにしてからつくり込まれました。1階に家族共用の玄関とLDKと水まわり、ご両親の部屋、2階にご夫妻とお子さんの部屋、セカンドリビングをレイアウト。公私の空間を分けることで、各世帯が気兼ねなく暮らせるよう配慮されています。  

続き間の和室と縁側をつなげて実現した広いLDK。意匠性と耐震性の役割を持つ2ヵ所の筋交いは、抜くことができない通し柱を利用したもので、リノベならではの工夫といえる
続き間の和室と縁側をつなげて実現した広いLDK。意匠性と耐震性の役割を持つ2ヵ所の筋交いは、抜くことができない通し柱を利用したもので、リノベならではの工夫といえる
湿気で傷みが激しかったキッチンは、

湿気で傷みが激しかったキッチンは、北東側から南西側へと大きく位置を移動させた。通路の幅が広く、2人で立ってもストレスフリーで調理を楽しめる
北東側から南西側へと大きく位置を移動させた。通路の幅が広く、2人で立ってもストレスフリーで調理を楽しめる

1階はバリアフリー設計。水まわりも広めに確保して、安全かつ快適に介護ができる住環境を整え、長い目で見て、家全体の断熱・耐震改修も施しています。住まいの中心は広さ27帖のLDKです。以前は続き間の和室と縁側だったのをつなげて、栗駒杉と漆喰に包まれた明るく開放的な大空間を生み出しました。

リビングやダイニングで遊ぶお子さんを見守りながら、キッチンで並んで仲良く料理をする奥さんとお母さんの姿は、日常の風景。「キッチンまわりにゆとりがあるので、2人で立っても作業しやすいんです」と奥さんは言います。

アールの下がり壁の先には、水まわりやトイレ、階段下収納を配置。木のルーバーが、玄関からの視線を緩やかに遮る
アールの下がり壁の先には、水まわりやトイレ、階段下収納を配置。木のルーバーが、玄関からの視線を緩やかに遮る
グリーン系のクロスとヘリンボーン柄のフロア材がアクセントのユーティリティ。介助しやすいよう広さにゆとりを持たせた
グリーン系のクロスとヘリンボーン柄のフロア材がアクセントのユーティリティ。介助しやすいよう広さにゆとりを持たせた

玄関脇に配した和室はSさんのお気に入りの場所で、畑仕事の後によくひと休みしているそう。隣にはお母さんの寝室を配している
玄関脇に配した和室はSさんのお気に入りの場所で、畑仕事の後によくひと休みしているそう。隣にはお母さんの寝室を配している
奥さんとお母さんはキッチンで並んで仲良く料理。ゆとりの広さで作業がしやすい
奥さんとお母さんはキッチンで並んで仲良く料理。LDKは広く、キッチンに立つと全体に目が行き届く

まな板の上には、家の裏の畑で採れたばかりの新鮮な野菜たち。Sさんは「仙台にいたときは夜型人間でしたが、今は畑仕事のおかげですっかり朝型の健康的な生活になりました」とにっこり。お母さんも「段差がなくて歩くのが楽。趣味の洋裁やお友だちとのお茶飲みと、楽しみな時間が増えました」と笑顔です。

もともと2階には和室が2部屋

2階に設けたSさんご夫妻とお子さん用のセカンドリビング。部屋の一角は、自宅で仕事をするSさんのワークスペース
2階に設けたSさんご夫妻とお子さん用のセカンドリビング。部屋の一角は、自宅で仕事をするSさんのワークスペース
セカンドリビングのかわいらしい洗面スペースは、クロスの柄をはじめ、奥さんのお気に入りを詰め込んだ
セカンドリビングのかわいらしい洗面スペースは、クロスの柄をはじめ、奥さんのお気に入りを詰め込んだ
もとの廊下と和室の一部を一体化させて爽やかなブルーのアクセントウォールが映える寝室に。2階も間取りを大幅に見直した
もとの廊下と和室の一部を一体化させて爽やかなブルーのアクセントウォールが映える寝室に。2階も間取りを大幅に見直した

生まれ育った家を大切に受け継ぎ、次世代へとつなげる実家リノベーション。その魅力を存分に感じることができる住まいになりました。

Before

After ▼

Before

After ▼


担当者のひとこと
部長 髙橋 克徳さん

Sさん宅は一般的な在来工法よりも柱が太く、階高も高く、骨太で頑丈な構造でした。ただ、ほぼ無断熱状態で、用水路に近いキッチンなどは湿気でだいぶ傷んでいましたので、一度スケルトンにして高断熱・高気密化、耐震性の強化を図りました。

また、二世帯住宅になるため、間取りや動線も大きく見直しています。プライバシーを確保しながら少ないエネルギーで家全体を暖める、複数の部屋をつなげて大空間にしつつも耐震強度を高める、という相反する課題を適切にクリアできたと思います。

リノベーションの一番の利点は、新築よりも費用を抑えやすいこと。今回もさまざまな工夫でご予算内に収めることができました。再生可能エネルギーや健康素材の導入、温熱環境計画などを通して、当社のテーマである「地球環境の保全」、「安全で快適な健康空間づくり」を体現した実り多い家づくりになったと感じています。

「環境に配慮したリノベーション」を掲げるリクレア。カーボンニュートラルの観点から、暖房にはペレットストーブを推奨している
「環境に配慮したリノベーション」を掲げるリクレア。カーボンニュートラルの観点から、暖房にはペレットストーブを推奨している

■ 建築データ
□リノベーション面積 179.70㎡(約54坪)
□減築面積 0.55㎡(約0.16坪)
□主な外部仕上げ
外壁/サイディング
建具/玄関ドア:断熱ドア、窓:アルミ樹脂複合サッシ
□主な内部仕上げ
床/スギ無垢フローリング(栗駒杉)
壁/漆喰 一部クロス
天井/漆喰
□断熱仕様
床下/グラスウール32kg80㎜
壁/高性能グラスウール16㎏105㎜
天井/吹込グラスウール18㎏300㎜
□断熱性能 
UA値 0.46W/㎡K

■ 工事期間 約5ヵ月

 

DATA
社名リクレア クレア工業 株式会社 住宅事業部
URLhttps://recrear.co.jp
iLoie(イロイエ)https://www.iloie.com/companies/trecrear