北欧に精通したアクト建築工房と
好みを共有しながら進めた家づくり

転職を機に千歳から奥さんの生まれ育った旭川に引っ越したNさんご一家。次女を授かったことで、家づくりに向けて本格的に動き始めました。

住宅街に立つNさんご一家の住まい。外壁は奥さんの大好きなブルーを採用
住宅街に立つNさんご一家の住まい。外壁は奥さんの大好きなブルーを採用
玄関ポーチには2つの扉を設置。正面の扉は物置、左側が室内への扉となっている
玄関ポーチには2つの扉を設置。正面の扉は物置、左側が室内への扉となっている

大のムーミン好きだという奥さん。新居は木を使った北欧テイストの住まいにしたいという、明確な理想を抱いていました。住宅展示場を中心に何社か見て回ったものの、「既製品が多く、設計の自由度も低かった」と決めかねていたところに出会ったのがアクト建築工房です。

アウターや靴、傘など、出かける際の身支度をすべて整えられる広い玄関ホール。オープンな造作収納側の床は石を敷いて、汚れを拭き取りやすいように配慮している
アウターや靴、傘など、出かける際の身支度をすべて整えられる広い玄関ホール。オープンな造作収納側の床は石を敷いて、汚れを拭き取りやすいように配慮している
リビングへと続く土間空間。アクト建築工房の提案でテラコッタタイルをアクセントに取り入れた
リビングへと続く土間空間。アクト建築工房の提案でテラコッタタイルをアクセントに取り入れた

「澤田さんは母の知人。まずは話を聞いてみようという軽い気持ちからでした」と奥さん。しかしいざふたを開けてみると無垢材をはじめとした自然素材を扱った家づくりや、北欧を感じるデザインや暮らしに寄り添った自由なプランニングなど、アクト建築工房は奥さんの理想にぴったり。「私がムーミン好きだと聞いて、ムーミンの故郷のフィンランドを意識した空間にしたいですね、と言ってくれたのが嬉しくて。北欧に精通した澤田さんになら、安心してお任せできると思いました」と、好みを共有できる喜びを感じ、同社との家づくりを決めました。

吹き抜けと土間、大開口が相まって開放感あふれるリビング。土間には、アクト建築工房の提案でテラコッタタイルをアクセントに取り入れた
吹き抜けと土間、大開口が相まって開放感あふれるリビング

素材や色づかいで叶えた
フィンランドを意識した住空間

2022年10月に完成したNさんご家族の新居。白を基調にした1階のLDKは仕切りのないひとつながりの空間で、白く塗装した古いレンガや無垢床など、異なる素材が心地よく同居しています。

レンガや無垢材、ルイスポールセンの照明など、厳選した素材やアイテムが顔をそろえる自慢のダイニング・キッチン。
レンガや無垢材、ルイスポールセンの照明など、厳選した素材やアイテムが顔をそろえる自慢のダイニング・キッチン
「15年ほど経つと経年変化で古いレンガの表情が出てきて、ヨーロッパの街で見られる古い外壁に似た風合いが楽しめます」と澤田さん
「15年ほど経つと経年変化で古いレンガの表情が出てきて、ヨーロッパの街で見られる古い外壁に似た風合いが楽しめます」と澤田さん

個性あふれるデザインのベンチと将来的にリビング学習を想定した広いダイニングテーブルは造作仕様。テーブルの脚はアイアンで、空間になじむように白く塗装している。天板はキッチンの腰壁と同じくタモ材を採用し、木の温もりが心地よい空間へと仕上げた
個性あふれるデザインのベンチと将来的にリビング学習を想定した広いダイニングテーブルは造作仕様。テーブルの脚はアイアンで、空間になじむように白く塗装している。天板はキッチンの腰壁と同じくタモ材を採用し、木の温もりが心地よい空間へと仕上げた
キッチンとブルーにペイントしたユーティリティは洗面台を介して直線で結ばれている。アール型の出入り口がやわらかな雰囲気を演出
キッチンとブルーにペイントしたユーティリティは洗面台を介して直線で結ばれている。アール型の出入り口がやわらかな雰囲気を演出
蛇口のオレンジがアクセントになった洗面台は奥さんのお気に入り。天板はモザイク石、壁はサブウェイタイルをあしらった
蛇口のオレンジがアクセントになった洗面台は奥さんのお気に入り。天板はモザイク石、壁はサブウェイタイルをあしらった
トイレはイエローと洗面台と同じサブウェイタイルの組み合わせに。トイレットペーパーホルダーは真鍮製を採用した
トイレはイエローと洗面台と同じサブウェイタイルの組み合わせに。トイレットペーパーホルダーは真鍮製を採用した

子ども部屋や書斎のある2階、トイレやユーティリティなどは、それぞれ壁の色を変えて多色に。キッチンや階段下収納の出入り口はアール型を採用して、空間にやわらかく優しい印象を与えています。

ブルーの手すりと船舶照明がアクセントになっている2階の廊下
ブルーの手すりと船舶照明がアクセントになっている2階の廊下
2階の階段に隣接して設けたNさんの書斎の壁はグレーの落ち着いた色に
2階の階段に隣接して設けたNさんの書斎の壁はグレーの落ち着いた色に

玄関からリビングまで続く土間、キッチンから水まわりを直線で結ぶ家事動線、2階の大容量のファミリークローゼットなど、暮らしの効率を上げる機能性も抜群。室内の随所には奥さんお気に入りのムーミングッズがさりげなく飾られていて、フィンランドを意識した空間に仕上がりました。

子ども部屋の壁は明るいグリーンを採用し爽やかな雰囲気に
子ども部屋の壁は明るいグリーンを採用し爽やかな雰囲気に
家族の衣服を集約できる2階のファミリークローゼットは一部屋分の広さ
家族の衣服を集約できる2階のファミリークローゼットは一部屋分の広さ

奥さんがアクト建築工房との家づくりで改めて実感したのは「本物の大切さ」。「量産型で消費されていくものよりも、素材も家具も長く大切に使い込み、経年変化を楽しむ方がずっと豊かなことですよね」とにっこり。お気に入りに囲まれた新居での暮らしを、家族みんなでのびやかに楽しんでいます。

ムーミンが大好きな私は、新居を建てるなら北欧テイストにしたいと考えていました。アクト建築工房の澤田さんは北欧の知識が豊富なので、アドバイスをもらいながら照明やインテリアを選ぶのがとても楽しかったです。ムーミンの故郷であるフィンランドを意識した遊び心のある配色や、空間に調和する造作家具など、私の好みを反映した提案のおかげで、大満足の新居が完成しました。いつか夫婦でフィンランド旅行をしてみたいです。(奥さん談)



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