愛犬と炎を楽しむ。田園風景の中に佇む東川町のコテージ
安心して、心地よく。薪ストーブとともにある日々を応援します。
理想のコテージを叶える
HWAM「3630」
東川町の広大な田園風景の中に、静かに佇む2棟のコテージ。広いドッグランを備えたこの建物は、同町内に本社を置く建築会社、アーケンの太田貴洋さんが設計し、埼玉県で暮らす実兄の敦信さんとともに共同オーナーを務める一棟貸しの宿泊施設です。

「故郷でコテージの運営をするのが夢だった」と話す敦信さんは、貴洋さんから土地の空き情報を聞き、すぐに心を決めたといいます。憧れのコテージ運営とともに、もう一つ叶えたかったのが、薪ストーブの設置です。
「弟の家にはアイアンドッグの『Nº05』があり、遊びに行くたびに薪をくべたり、炎を眺めたりするのが楽しみで。関東では薪ストーブを設置するのが難しいので、いつか地元に戻って、薪ストーブとともに暮らす時間を持ちたいとずっと思っていました」と、その想いを語ります。
この立地の最大の魅力は、大雪山や十勝連邦の美しい稜線と、壮大な夕陽。コテージはこの景色を最大限に生かすことと、愛犬と過ごせることの2つを軸にプランニングされました。


山々の稜線をダイナミックに捉える大開口を背に存在感を放つのは、HWAM(ワム)の「3630」。敦信さん念願の薪ストーブは、ここまで足を運んだゲストを美しい炎と心地よい暖かさで出迎えてくれます。
「HWAMの『3630』は、火の立ち上がりが早くて扱いやすいのが特長です。薪ストーブに不慣れなお客様でも扱いが容易で、コテージの設置には非常に適しています」と話すのは旭川の薪ストーブ専門店・コロポックルの橋口宏二さんです。
「3630」は、スマートな円筒型のフォルムが美しい人気機種。鋼板で覆われているため熱の伝わりが早く、本体が温まりやすくなっています。

アーケンとコロポックルはこれまでに協力会社として、数多くの薪ストーブのある住宅を手がけています。中でもHWAMの「3630」は設置実績が多い人気機種で、「あらゆる空間になじむシンプルなデザインがお気に入りです」と、貴洋さんも話します。

「この薪ストーブは縦にボリュームがあるので、窓も縦長で炎のゆらめきを存分に楽しめます。3方向に窓があって、どこからでも炎を眺めることができるなど、ゲストに炎を楽しんでもらいたいというニーズに叶っています。比較的大きめサイズではありますが、ここは天井が高くて開放感があるため窮屈さも与えません」と、橋口さんも「3630」の魅力と、このコテージとの相性の良さを解きます。


山並みを望む大開口を背に
薪ストーブの炎が揺らぐ理想の空間
コテージは1階にLDKと水まわり、2階は寝室のみというシンプルな空間構成。寝室の広さを必要最低限に抑えることで実現した大きな吹き抜けに、煙突が真っすぐに伸びています。
2階は「シラカバの森で眠る」をテーマにしたシラカバのフローリングと、太田さん兄弟の家族みんなで森で伐り出したシラカバの丸太をアクセントに設えた上質な空間。対して、1階の床はすべてコンクリートの土間仕上げ。内外の行き来をスムーズにすることや愛犬の過ごしやすさと同時に、木くずや灰の片付けがしやすい炉台としての機能も兼ね備えています。
「3630」はその構造から、壁からの距離が一定以上取れれば炉壁を立てる必要がありません。このコテージの場合も、窓との適切な離隔距離を確保したことで、炉壁が大開口からの眺めを遮ることなく、山々の稜線と炎の美しさを一体的に楽しむことができます。
ここが完成した後、その心地よさを体感しようと、敦信さんと貴洋さんは互いの家族や愛犬とみんなで宿泊してみたそう。「パチパチという薪の爆ぜる音、揺らめく炎を眺めるだけでとても楽しいんです。愛犬への配慮も行き届いた理想のコテージで、自分の夢を100パーセント叶えることができたと思っています」と、敦信さんはその感想を語ります。
「愛犬とくつろぐ時間の提供はもちろんのこと、東川町への移住を考えている方にとっての体験施設としての役割も担えればと思っています」と、貴洋さん。玄関のガラス越しに燃えるような夕陽を望み、リビングの窓辺では雄大な山並みを背に、炎が静かに揺らめく——。東川町ならではの冬のひとときに、薪ストーブが彩りを添えることでしょう。

