狭小地でも快適に。家族の夢を叶えた北欧テイストの住まい
Replanが取材した、北海道・東北の素敵な住まいづくりの話をご紹介します。
(株)住文舎 / 仙台市・Wさん宅 本人50代、子ども1人
限られた敷地だからこそ生まれた
スキップフロアと床下収納の発想
それまで暮らしていた賃貸アパートが手狭で、「娘たちを自分の家から嫁がせたい」という思いもあったというWさん。持ち家を検討し、工務店探しからスタートすることにしました。

そんなとき、たまたまインターネットで目にしたのが、住文舎で建てた『仙台の街が見える家』でした。「自然素材を使った北欧テイストの雰囲気が私たちの理想にぴったりでした」と、Wさんは6年ほど前の新築当時を振り返ります。同社の牧田社長が資金計画に親身に対応してくれたことも、依頼の決め手になったそうです。


利便性を重視して土地探しを行い見つけたのは、地下鉄駅から徒歩数分の静かな住宅地にある約19坪の敷地。初めて訪れたときにはまだ古い家が立っていて、リノベーションという選択肢も頭をよぎりましたが、相談の結果、新築で建て替えることにしました。敷地の狭さを補うため住文舎が提案したのが、スキップフロアの間取りです。これにより、床下に延床面積に含まれない約11帖の収納スペースを設けることが可能になりました。


自然素材に包まれた空間の
優しい彩りが家族の個性を映す
玄関を開けると、右手には床下収納につながる小さなピンクの扉、正面にはラベンダー色のトイレの扉が印象的にたたずみます。5段の階段を上った中二階にはLDKと水まわりを配置。南側に隣家が迫っているため、LDKはあえて北側にレイアウトしました。北側の窓からのやわらかく安定した光が、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


新居のデザインの参考になったのは住文舎の事務所だったというWさん。「北欧テイストの事務所がとても素敵で…。ナラの床や自然素材の塗り壁、造作のキッチンなどは、事務所と同じようにしてくださいとお願いしました」。この家のシンボルでもあるトイレの扉や床下収納の扉は、娘さんが色を選んだそうで、家族の個性もしっかりと反映されています。



料理や洗濯などの家事動線も含め、限られた敷地でも快適に暮らすための工夫が随所に施されており、「6年近く住んですでに日常になっているものの、改めて本当に快適で素敵な家だなと実感しています」と、Wさんは語っていました。
長身の私たちに合わせてキッチンの高さを調節してもらったので、ストレスなく料理ができます。広い床下収納はタイヤなどの大きな物の収納に便利。キッチンの床の扉からも出し入れできるため使い勝手がいいですね。(Wさん談)
打ち合わせのために事務所に行くのが毎回楽しみだったのを覚えています。ラベンダー色の扉もお気に入り。友人が遊びに来ると、「かわいい家だね」と言ってもらえるのが嬉しいです。(娘さん談)
- 会社情報
- 社名 株式会社 住文舎
- URL https://juumonsha.com
住宅街の小さな書店の物語













