職と住のほどよい距離感。素材と光の陰影が美しい店舗併用住宅
Replanが取材した、北海道・東北の素敵な住まいづくりの話をご紹介します。
(株)やの組 / 北見市・Iさん宅 夫婦40代
8年越しの思いを実現。
やの組との家づくり
北見市内の閑静な住宅街に立つIさんご夫妻の住まい。モルタルの外壁をまとう端正なこの家は、奥さんが営むまつげサロンを併設した店舗併用住宅です。
長年、築古のテナントを借り続けていた奥さんは、老朽化による使い勝手の悪さや、自宅アパートとの往復に時間を取られる日々を見直して移転を決断。「店舗併用住宅の新築」という選択肢に至りました。
依頼先に選んだのは北見市を拠点とする「やの組」。同社は新築住宅はもちろん、リノベや店舗設計、実店舗をもつ自社の家具ブランドの設立など、幅広く展開する建築会社です。


8年以上前、テナント入居時に改修を相談したことがあり、その際に感じたデザイン性の高さや、施主の意図を丁寧に読み解く姿勢が強く印象に残っていたそう。「当時は大家さんの指定業者が入ったために依頼は叶わなかったのですが、やの組は“いつか家づくりや店舗設計をお願いしたい”と心に決めていた会社でした」と奥さんは語ります。
Iさんご夫妻が求めたのは「職住が互いに干渉しすぎない距離感」と「シンプルであること」。ご夫妻が思い描く世界観を共有しながら、約8年越しとなるやの組との家づくりが始まりました。



光の陰影、素材の表情。
暮らしと仕事を快適にする住まい
二つの道路に接する角地に建つ新居は、北東に店舗、南西に生活エリアを配置。玄関をそれぞれ独立させつつ、生活音が届かない距離を確保し、サロンの資料を納めるストレージを介して室内での行き来を可能にしています。

生活エリアは1階にLDKと水まわり、2階に趣味室や寝室などの個室群をレイアウト。リビングの大きな吹き抜けと2階まで伸びる大開口が、上下階の連続性と光、そして圧倒的な開放感をもたらしています。
キッチン、ダイニングテーブル、ベンチはいずれも造作で、外壁と素材感が呼応するようモールテックスを採用。内壁は漆喰の塗り壁とし、白とグレーを基調に色数を最小限に抑えて整えました。




またキッチンまわりは、冷蔵庫を含め背面収納をすべて引き戸で隠せる仕様にするなど、生活感を感じさせないシンプルさを徹底。LDKは、漆喰壁やモールテックスを用いたキッチンやダイニングテーブルと素材やつくりにこだわる一方で、水まわりや2階の趣味室といったエリアはクロスやクッションフロアを用いるなど、優先順位をつけてコストコントロールを行いました。



素材の質感と光の陰影、ほどよい距離感で結ばれた職と住の空間に「想像以上の住まいになりました」と、笑顔のお二人。シンプルさを極めた新居が、2匹の愛猫たちと夫婦の日常を心地よく支えています。

まつげサロンは美容室と同様に、法定面積や給排水設備など、いくつもの基準が法令で定められています。やの組は美容室の設計実績が豊富で、そのノウハウを熟知しているため、安心して計画を託すことができました。私が漠然と抱いていたイメージも、打ち合わせの中で丁寧にすくい上げ、的確に形へ落とし込んでくれて、そのうえでコスト調整をしながらさまざまな提案を示してくれたので、家づくりは終始、楽しさに満ちていました。新居での生活も半年以上。暮らしも仕事も快適で、充実した毎日を過ごすことができています。(奥さん談)
- 会社情報
- 社名 株式会社 やの組
- URL https://yanogumi.com
全館空調で快適な温熱環境。デザインと性能が心地よく調和する平屋












