ゴルフ場のクラブハウスを彩る、HWAM「5530」の暖かなおもてなし

公開日:2026.3.27 最終更新日時:2026.3.27

安心して、心地よく。薪ストーブとともにある日々を応援します。

クラブハウスの全面リニューアルを機に
薪ストーブを導入

網走の雄大な自然に抱かれ、2026年で開場61周年を迎える「オホーツクカントリークラブ」。オホーツク海を望む絶好のロケーションで市内外のゴルファーたちに愛されてきたこの場所は、2024年にクラブハウスを全面リニューアルし、新たな一歩を踏み出しました。

網走市郊外の大自然の中に立つ「オホーツクカントリークラブ」
網走市郊外の大自然の中に立つ「オホーツクカントリークラブ」
シラカバの林に囲まれたコースは、網走の雄大な自然を満喫できる
シラカバの林に囲まれたコースでは、網走の雄大な自然を満喫できる

エントランスは、紫色を基調とした落ち着いた雰囲気。その一角に鎮座するのが、デンマーク製の薪ストーブ、HWAM(ワム)「5530」です。

「薪ストーブの導入は、当クラブの運営会社である恵庭ホールディングスの会長の決定によるものでした。北海道といえば薪ストーブであるという憧れに加え、光熱費高騰への対策という側面もありました」と話すのは、同クラブ代表の小野寺妙子さんです。ゴルフ場という場所柄、「コース整備で出る伐採木を、燃料として有効活用できるのではないか」という、実用面の狙いもあったといいます。

機種選びについては「カントリークラブにふさわしい、スタイリッシュでシャープなデザインの薪ストーブを」と、恵庭ホールディングスの柴田和徳会長が情報収集を重ね、たどり着いたのがこの「5530」でした。

受付カウンター横の一角に鎮座する「HWAM 5530」。暖炉のような佇まいは格式あるクラブハウスになじんでいる
受付カウンター横の一角に鎮座するHWAM「5530」。暖炉のようなたたずまいは格式あるクラブハウスになじんでいる

収納を組み合わせられる
家具のような高性能薪ストーブ

デンマーク製の薪ストーブであるHWAMの「5530」は、暖炉を思わせるインサートタイプ。旭川の薪ストーブ専門店・コロポックルの代表営業の橋口宏二さんは、「格式のある空間にもなじむスタイリッシュなデザイン性はもちろん、薪の投入タイミングを教えてくれるスマートコントロール機能を備えており、非常に扱いやすい機種です。薪ストーブの扱いに慣れていないスタッフの皆さんが運用することを考えると最適な選択です」と、その特長を説明します。

薪のはぜる音、揺らめく炎が、ゴルフ場を利用するお客様にとっての魅力的な付加価値に
薪のはぜる音、揺らめく炎が、ゴルフ場を利用するお客様にとっての魅力的な付加価値に

もう一つ、大きな特長があります。それは「家具の一部」のような設えができること。「5530」は、ストーブ本体に合わせて薪棚や引き出し付きのローシェルフなどを組み合わせることができる仕様で、同クラブではフルセットでオーダー。インテリアとしての完成度が高く、ストーブまわりのアイテムもすっきりと収めることができます。

大容量の薪棚と一体的にデザインされたスタイリッシュなたたずまいの「5530」
大容量の薪棚と一体的にデザインされたスタイリッシュなたたずまいの「5530」
ベンチやツール類の置き場所として使えるベンチや、グローブなどを収納しておける引き出しもユニットとして組み合わせることができる
座ったり、ツール類の置き場所にしたりして使える引き出し付きのローシェルフもユニットとして組み合わせることができる

橋口さんよると、当初は「エントランスの中央に設置したい」という要望だったそう。扉が開くと、目の前で炎が出迎える空間構成を検討しましたが、現地調査の結果、エントランス中央は、ちょうど建物の三角屋根の頂点にあたる最も高い場所であることが判明しました。

「ここに設置するとなると、館内を貫くように煙突を長く伸ばさなくてはならず、工事の規模も予算も想定を上回ってしまいます。さらに、中央付近には売店もあるため、商品の陳列場所にも支障をきたすことが分かりました」と橋口さんは当時の状況を振り返ります。

検討の末、コストと施工性を考慮し、煙突を壁出しで取り付ける現在の位置に決定。エントランス入り口付近のコーナーでの設置に至りました。

薪ストーブの設置場所を壁側に寄せて煙突を壁出しとすることで、施工にかかるコストを最小限に
薪ストーブの設置場所を壁側に寄せて煙突を壁出しとすることで、施工にかかるコストを最小限に

「この場所は以前は長テーブルが置いてあるだけで、精算機に並ぶ方々が通り過ぎるだけのデッドスペースに近い一角でした。ここに薪ストーブを置いたことで空間の使い方が変わり、お客様が自然と集まるようになりました」と小野寺さん。薪ストーブを眺められるようにソファを置き、炎のまわりに心地のいいラウンジが生まれました。

ゴルフ場内で伐採した木を、薪にして有効利用

燃料となる薪は、すべてゴルフ場内で伐採されたシラカバやナラを使っています。冬場に伐り出した木を敷地内にあるコンテナで乾燥させ、かつてはゴルフボールの保管庫だった建物を再利用して保管しています。薪づくりはスタッフの業務の一つ。徐々に作業にも慣れて来ているといいます。

ゴルフボール保管庫を再利用した薪置き場
ゴルフボール保管庫を再利用した薪置き場
「薪を入れる量や太さに調整が必要かも」と、取材時にストーブの状態を見て橋口さんが急遽、スタッフ全員にアドバイス。「炉内に入れる薪は40センチ程度であれば2本から3本が適量」「直径10cmを超える薪は再処理が必要」など、的確な橋口さんからのレクチャーにスタッフの皆さんも真剣
「薪を入れる量や太さに調整が必要かも」と、橋口さんがスタッフ全員にアドバイス。「炉内に入れる薪は40㎝程度であれば2〜3本が適量」「直径10cmを超える薪はさらに割る必要がある」など、橋口さんによるレクチャーにスタッフの皆さんも真剣に耳を傾ける

毎朝6時に過ぎに出社して火を入れ、その後は1時間おきに様子を見て薪を追加。午後4時を過ぎると薪を足すのを止め、自然と消えていくのを待ちます。小野寺さんは「最初は扱いに不安を抱いていたスタッフもいましたが、今では誰もが手慣れた様子で炎を扱っています」と笑顔を見せます。

薪ストーブを使ってみて驚いたのは、輻射熱によるやわらかな暖かさでした。「直接炎を見ること、そして身体の芯までじんわりと温まるこの感覚は、従来の暖房とは明らかに異なります。お客様からもとても好評です」と小野寺さんは話します。

薪ストーブについて語らうオホーツクカントリークラブ代表の代表の小野寺さんと、コロポックルの橋口さん
薪ストーブについて語らうオホーツクカントリークラブ代表の小野寺さんと、コロポックルの橋口さん

「受付をしたらすぐにコースへ、終わったら手続きをしてすぐに帰る場所」だったクラブハウス。しかし今は、揺らめく炎の前のソファが、スタート前や仲間がプレーを終えるのを待つ間の穏やかな談笑の場となりました。「寒い日には離れたくない」「火を見ていると癒やされる」。ゴルフを楽しむ仲間同士で炎を眺めながら語らうシーンが、初春や晩秋の日常となっています。

初冬のプレー後、芯まで冷え切った身体を薪薪ストーブが温める。炎を眺めながらくつろぐ時間が、癒やしのひとときに
初冬のプレー後、芯まで冷え切ったゴルファーたちの身体を薪ストーブが温める。炎を眺めながらくつろぐ時間が、癒やしのひとときに

訪問したこのときは、シーズンオフが近づき、オホーツクの厳しい冬の足音が聞こえてくる11月。冷えた身体を抱えて戻ってきたお客様を、HWAM「5530」の美しい炎が優しく迎えます。

「シーズンオフ中も、私たちスタッフは出勤するので、薪ストーブはとても重宝しています」と小野寺さん。ゴルフ場の敷地内にある資源を活かし、訪れる人々の心まで温める……。薪ストーブがもたらしたのは、伝統あるクラブに吹き込まれた新しい「北の社交場」の姿でした。

会社情報
会社名 コロポックル(エープラス正規ディーラー)
URL https://asahikawa-korpokkur.com

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