大きなライトが印象的なダイニング。「本を読んだり、書き物をしたり、ダイニングはこもるのが苦手な私の作業スペースでもあります」と奥さん

無垢材や石の素材感とスモーキーなペイントの組み合わせで、北欧風の佇まいを実現したご夫妻。1階の天井を高く確保した分、床に高さが出た2階のフリースペースは、腰を下ろしてくつろぐことができる「第2のリビング」として活躍しています。ご主人が仕事や読書に活用している書斎スペースや、玄関近くに設置された洗面台は、今の時代にフィットした間取りのヒントといえるのではないでしょうか。

◎家族構成/夫婦30代、子ども1人
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計・施工/アクト建築工房(株)

キッチンからリビング・ダaイニングを見る。「キッチンからの見通しが気持ちいいんです」と奥さん。光の加減で、壁の色が絶妙に変化するのも楽しい

「寝転んでくつろげるような和室がほしかったんです」というYさんの希望を叶えたリビング横の和室。子どもが遊んだり、昼寝をするスペースとしても活用中

テレビ背面の壁は、マットグレー系の石材をセレクト。機器を収納する扉はブラックガラスで制作した
2階の書斎はYさんにとって大切な場所。「仕事の勉強や読書で毎日利用しています。こもり感があり、とても落ち着くんです」

2階ホールはYさん宅のもう一つのリビング。「1階の天井を上げている分、床が高くなっているので、ベンチのように腰を下ろすことができて快適です」とYさん

ユーティリティは、プライベートゾーンである2階に集約

2階の寝室は無垢材の腰壁が印象的。子どもの成長に合わせて、ゆくゆくはベッドを置く予定

収納も充実しているゆったりとした玄関
今の時代にフィットする、玄関近くの洗面台