勾配天井まで届く大きな窓(正面から右)から庭や畑、里山を眺めながらの食事は、最高のひとときだ

「古く寒い家で一人暮らしをする父親に、暖かく安心して暮らせる家を」という元々のコンセプトに加え、将来ご夫妻の終の棲家となった際の暮らしやすさも考えた家。プライバシーの確保を計画しながらデザイン性高く仕上げた平屋の住まいは、必要なもののクオリティを徹底的に追求し、暮らしの身の丈に合うよう空間配置を考慮した間取りとなっています。


◎家族構成:夫婦50代
◎構造規模:木造平屋建て
◎設計:サルワタリ・アトリエ 一級建築士事務所
◎施工:伸和ハウス(株)
東京で購入したお気に入りのイスが並ぶダイニング。右の光庭がコンパクトな空間を開放的にしている

トップライトの光が天気や時間帯でニュアンスを創る手洗い場
コンロ横や正面のガラスの仕切りが、視線は遮らずに食卓やリビング・スペースの落ち着きを確保する

キッチンからリビングを見る。奥さんの強い希望である「孤立しない家事」を実現する空間だ

大き目の地窓を使った和室は、光庭と玄関ホールでLDから切り離した
棚を造り付け、ベッドだけを置くシンプルな寝室。窓の外にはプライバシーを確保したデッキが続く

お茶を飲んだりトウモロコシを食べたり、朝起きると野菜が届いていたり。生活を楽しくする「縁側」暮らしの中心にあるウッドデッキ付きLDK。1日の大半をこの中のいずれかの場所で過ごすプライバシーの確保を計画しながらデザイン性高く仕上げた平屋。雨樋を廃した薄い軒先も美しい