四季の彩りと音楽に包まれる、薪ストーブのある家

2025.9.19 北海道東川町
芦野組

道路から玄関までは砂利を敷き詰めたアプローチに。夏には美しい花々が小道を彩ってくれる

音楽家のご夫妻のやりたいことを詰め込んだ、四季折々の自然と音楽に満ちた住まい。緑あふれる庭を望む吹き抜けのリビングは、グランドピアノを置いても十分開放的な空間です。壁面はすべて藁を塗り込んだ珪藻土で音の響きもよく、時にはここでコンサートも。コンセプトは「人が集う家」。1階にパブリックスペースとしてLDKやゲストルームを配置し、薪ストーブと床暖房のやわらかな熱が空間をまんべんなく暖めます。

◎家族構成/夫婦40代
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計・施工/(株)芦野組

玄関の石敷きの土間は、薪ストーブを置いても余裕の広さ。仕切りがないからこその開放感が心地よい

薪の炎や匂い、やわらかな熱がほっとする。暖房は薪ストーブと床暖房で十分賄えている

グランドピアノを置いても開放的な吹き抜けのリビング・ダイニング。普段は歌やギター、ピアノのレッスンに使用。壁面はすべて藁を塗り込んだ珪藻土で音の響きもよく、時にはここでコンサートも。庭にある大きなサクラが美しく見えるよう、家の向きや窓の大きさ、配置にもこだわった
階段下の小さなワークスペースは機能性の高い空間。壁には麻炭を練り込んだ。階段には念願のCDと本の収納棚を造作

1階のメインキッチンは独立型。名古屋モザイクの札幌ショールームまで探しに行ったブルーのタイルがお気に入り

ゲストルームとして使える1階の和室。藁を多く練り込んだ珪藻土の塗り壁や、井草と麻の本畳、床の間に貼った京唐紙など、和の天然素材の風合いが感じられる

2階の浴室には大きな窓を設けて、庭の木々を眺めながらゆっくりと入浴できるように
階段を上ると奥には居間兼寝室とウォークインクローゼット。本畳を敷きくつろげるスタイルにした。通路にはトイレと大容量の収納を確保

浴室のあるランドリールームに洗面所兼用の簡易キッチンを造作。メインキッチンと同じブルーのタイルが映える

将来的にゲストハウスとしての使用も視野に入れて、和室の横には洗面所やトイレ、シャワーブースを設けた
三角屋根に合わせた玄関部分のデザイン。風合いのある道南スギが2階部分につながり一体感がある
会社情報
社名 株式会社 芦野組
URL https://ashino.bz
薪ストーブ 特設ページ https://ashino.bz/woodstove/
Replan SUMAIナビ https://www.sumai-navi.jp/companies/hashino