北海道の木で家を建てること。
それは「サステナブルなくらし」につながります

皆さんは「地材地消」という言葉を耳にしたことはありますか?地域で生産された木材・木製品を地域で有効活用することを「地材地消」といい、木材の輸送で発生するCO2の減少、地域産業の活性化など、環境面と経済面でさまざまなメリットが生まれます。

自分たちが暮らしている北海道で育った木を、家づくりで積極的に使うこと。それは、この土地の気候風土に合った健やかでサステナブルな暮らしの場づくりにつながります。

さらには、北海道の森(人工林)の健全化を進め、カーボンニュートラルの実現に不可欠な森林吸収量*を向上させるとともに、地域経済の活性化やSDGsの達成にも貢献します。だからこそ今、改めて「北海道の木で建てる家づくり」を考えてみませんか?

*森林がCO2を吸収し蓄える量のこと。日本のCO2吸収量のうち80%以上が森林および伐採された木材製品に貯蔵されたもので、人工林は高齢化するほど1ha当たりの吸収量が減少する(参考資料:2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略について/林野庁)
「北の木の家」は、SDGsの達成にも貢献!

知っておきたいワンポイント!

北海道の森林面積は、北海道の土地面積の約70%!しかもそのうち約30%は、人の手で植えられた「人工林」です。人工林は「植える→育てる→伐採して使う→再び植える」というサイクルで成り立ちます。このサイクルが、CO2をたくさん吸収してくれる健全な森をつくります。「北の木の家」は、森にとっての良いサイクルと、地材地消から生まれる地域社会の好循環に貢献する家づくりです。

「北の木の家」って、どんな家?

「北の木の家」は、北海道木材産業協同組合連合会(道木連)が認定した、品質の優れた北海道生まれの木材を使って建てられた住宅です。また、木に関する豊かな知識と確かな技術のある設計・施工会社の手でつくられる安心・安全な住まいでもあります。「北の木の家」の認定はプランニングの段階から、「北の木の家」建築推進業者に相談するとスムーズに進めることができます。

「北の木の家」認定のポイント4

「北の木の家」に認定されるためには、主に以下の4つのポイントをクリアすることが条件となります。

POINT 01
産地が証明された道産木材であること。

道内の適切な管理下にある森林で生産され、伐採された木材であることが、産地証明制度で証明された「道産木材」を使っている必要があります。

POINT 02
合法的に伐採された道産木材であること。

「合法木材証明制度」で伐採が適切になされていることが事業者によって証明された「道産木材」を用いていることが条件になります。

POINT 03 
構造材は「JAS認定」の道産木材であること。

構造材は木造住宅の骨組み。住宅を支える確かな品質と性能が重要です。そのため認定には、日本農林規格(JAS)が定めた規格に適合する道産木材の使用を求めています。

POINT 04 
建築で使う木材の1/2以上が道産木材であること。

道産木材の使用量が、延床面積1㎡あたり0.1㎥以上であること。つまり、家1軒の総木材使用量の1/2以上に道産木材が使われていることが前提です。

HOKKAIDO WOOD

HOKKAIDO WOODは「北海道生まれ」の木材製品のブランド名称と、そのロゴマークです。豊かで広大な北海道の森林から生まれた木材製品の魅力を、たくさんの人に知ってもらいたい。そんな思いが込められています。

「HOKKAIDO WOOD」のホームページでは、北海道産の木材や森づくりにまつわるストーリー、暮らしを彩る道産木材の品々などを知ることができます。北海道の木が持つ魅力や価値についての理解を深め、私たちのすぐそばにある森林を、より身近に感じてみませんか?

https://hokkaidowood.com

▶「北海道の木で家を建てよう。「北の木の家」でサステナブルな暮らし vol.2」へ続く

<お問い合わせ>
◎北海道水産林務部 林務局 林業木材課 利用推進係
TEL:011-204-5492
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/rrm/02_riyousuisin/kinoie-suishin.html