ヒノケン(株) / 宮城県仙台市・Aさん宅 夫婦50代・40代


仕事の都合で、札幌と仙台との転勤を繰り返していたご夫妻は、Aさんの仙台への二度目の転勤を機に、家づくりを決めました。「初めて仙台に住んで、札幌の冬がいかに過酷かを思い知らされました。以来、家を建てるなら仙台がいいと思っていたんです」と、Aさんは語ります。

「冬でも暖かい家に住みたい」という切実な思いを抱えていたお二人は、新築の依頼先を探すために「高断熱・高気密」をキーワードにインターネットで検索。その中でヒノケンを知り、話を聞きに足を運びました。

奥に細長く、敷地内に1mの高低差がある広さ38坪の狭小変形地に立つAさん宅。透明感のある白壁に、木の軒天とガレージドア、縦長の2連窓が映える外観が、住宅街の中で存在感を放つ。屋根には太陽光パネルも設置されている

「住宅性能の良さはもちろん、家づくりは長いスパンでのお付き合いになるので、コミュニケーションが取りやすい会社にお願いしたいと思っていました。ヒノケンさんはとても相談しやすい雰囲気で、最終的に人柄が決め手になりましたね」。ビルトインガレージやシアタールームの希望もあったため、自由設計の工務店ならではの柔軟なプランニングも魅力だったといいます。

車やバイクが趣味というAさんにとって念願だったビルトインガレージ。電動式のシャッターを完備し、ガレージ内での洗車を想定して床に勾配をつけ、排水処理ができるよう設計されている。またガレージの一角には、水仕事に便利なシンクやラジコン制作のためのスペースも設けた
車やバイクが趣味というAさんにとって念願だったビルトインガレージ。電動式のシャッターを完備し、ガレージ内での洗車を想定して床に勾配をつけ、排水処理ができるよう設計されている。またガレージの一角には、水仕事に便利なシンクやラジコン制作のためのスペースも設けた
玄関脇のドアを開けると階段があり、ガレージへ下りることができる。外に出ることなく屋内とガレージを行き来できて、買い物帰りにも便利
玄関脇のドアを開けると階段があり、ガレージへ下りることができる。外に出ることなく屋内とガレージを行き来できて、買い物帰りにも便利
吹き抜け階段の窓から射し込む優しい光に満ちる玄関。左手の扉を開けると9帖の寝室が広がる。1階は面積の約半分をガレージが占めるため、居住スペースはコンパクトに抑えられている
吹き抜け階段の窓から射し込む優しい光に満ちる玄関。左手の扉を開けると9帖の寝室が広がる。1階は面積の約半分をガレージが占めるため、居住スペースはコンパクトに抑えられている
階段途中に設けた小さな扉の先は、ご夫妻共通の趣味である映画やドラマ鑑賞のためのシアタールーム。「天井の低さが臨場感を高めるようで、作品への没入感が半端じゃない」と、家時間の充実に一役買っている
階段途中に設けた小さな扉の先は、ご夫妻共通の趣味である映画やドラマ鑑賞のためのシアタールーム。「天井の低さが臨場感を高めるようで、作品への没入感が半端じゃない」と、家時間の充実に一役買っている

打ち合わせ時には、同社への信頼を深めるエピソードも。「設計担当の石森さんは私たちのどんな些細な希望も漏らさずメモして、次の打ち合わせで必ず応えてくれました。私たちの目線で親身に考えてくれているのが伝わってきて嬉しかったです」。

家は建ってから一生の付き合いが始まるともいわれますが、引き渡し後に気になった点を伝えた際も丁寧な対応で、とても安心したとAさんは話します。こうした顔が見えるつき合いも、地域工務店の良さの一つでしょう。

三角屋根のフォルムをそのまま内装に生かした2階LDK。キッチンまわりだけ天井が低く、四角形にくり抜いたようなつくり
三角屋根のフォルムをそのまま内装に生かした2階LDK。キッチンまわりだけ天井が低く、四角形にくり抜いたようなつくり
奥さんは「できる限り化学物質を含む建材を使いたくなかった」と、ヒノケンの事務所で見て風合いが気に入った漆喰壁を選択。白く美しい天然素材の塗り壁が醸す安心感と温かみのある雰囲気に満足しているそう。コストカットが理由で採用した天井のシナベニアとの相性も良く、部屋全体に上質さをもたらしている
奥さんは「できる限り化学物質を含む建材を使いたくなかった」と、ヒノケンの事務所で見て風合いが気に入った漆喰壁を選択。白く美しい天然素材の塗り壁が醸す安心感と温かみのある雰囲気に満足しているそう。コストカットが理由で採用した天井のシナベニアとの相性も良く、部屋全体に上質さをもたらしている
リビングの一角には小上がりの畳コーナーを設けた。段差を生かした造作の引き出し収納は、すっきりとした住空間を維持するのに役立っている。この家は3方向に隣家が隣接しているが、唯一、視線が空へ抜ける場所を見出し、L字型に高窓を配置して眺望と採光を確保
リビングの一角には小上がりの畳コーナーを設けた。段差を生かした造作の引き出し収納は、すっきりとした住空間を維持するのに役立っている。この家は3方向に隣家が隣接しているが、唯一、視線が空へ抜ける場所を見出し、L字型に高窓を配置して眺望と採光を確保
予算の都合で夢だったアイランドキッチンを断念したものの、壁付けタイプのキッチンに収納棚を造作することでアイランド風キッチンを実現できた。こういった柔軟なアイデアや提案もまた工務店であるヒノケンならでは
予算の都合で夢だったアイランドキッチンを断念したものの、壁付けタイプのキッチンに収納棚を造作することでアイランド風キッチンを実現できた。こういった柔軟なアイデアや提案もまた工務店であるヒノケンならでは

キッチンの先に洗面洗濯室と脱衣室・浴室を配置。奥さんは「コンパクトで機能的な動線のおかげで家事がしやすくなり、これまで以上に自分の時間が持てるようになりました」と、新しい住まいの恩恵を実感している
キッチンの先に洗面洗濯室と脱衣室・浴室を配置。奥さんは「コンパクトで機能的な動線のおかげで家事がしやすくなり、これまで以上に自分の時間が持てるようになりました」と、新しい住まいの恩恵を実感している
横長のスリット状の高窓から外光が射し込む洗面洗濯室。ここで洗濯して乾かした衣類は、写真左手のロールスクリーンの奥に配したファミリークローゼットにすぐに収納できる。造作の洗面化粧台は幅広で、ゆとりのあるサイズ感とした
横長のスリット状の高窓から外光が射し込む洗面洗濯室。ここで洗濯して乾かした衣類は、写真左手のロールスクリーンの奥に配したファミリークローゼットにすぐに収納できる。造作の洗面化粧台は幅広で、ゆとりのあるサイズ感とした

「この家は本当に居心地がいいです。趣味と向き合う場所と時間もできて、人生がより豊かに楽しくなりました」とAさん。信頼できるパートナーに出会えたご夫妻の笑顔が、家づくりへの満足度を物語っていました。


 担当者より

ヒノケン(株) 
佐藤 幸徳さん(写真右から2番目) 、石森 絵里華さん(写真右端)

敷地は広さ38坪。間口が狭くて奥行きがあり、敷地内に1mの高低差がある狭小変形地でした。しかも3方に住宅が近接していたため、ゆったりくつろげるよう2階リビングをご提案しました。Aさんの夢だったビルトインガレージは、家を地形を生かした複数の階層からなる総2階建てにすることで実現。ガレージの上にちょうど生まれた小屋裏空間をシアタールームにしました。

一番気を使ったのが窓の配置です。視線が抜ける方向を模索し、高窓を用いるなどして隣家と目線が合わないよう工夫しました。Aさんご夫妻は、家づくりに主体的に取り組まれていて、私たちも勉強になることが多かったです。「落ち着く」「居心地がいい」との感想にほっとしています。

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「工務店」やその家づくりについて、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。

そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。

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