立体的な空間使いでロケーションを活かした 狭小傾斜地に立つ家
東西に細長く高低差もある
難しい土地条件をクリア
間口はわずか5.8m。高低差も4mほどあり、家が建てられる平坦部分は土地面積の約半分という難条件の敷地。最初に土地を見たときは「こんなところに家が建てられるわけがない」と思い、一度は諦めたというYさん。しかし眺望の素晴らしさと、住宅地にありながらもプライベート感あふれる立地に、SUDOホームならなんとかしてくれるかもしれないという希望を持ち、土地を購入しました。


24.8坪の平坦部分に、家族4人が快適に暮らせる空間をどう確保するかが一番のポイントでした。それを解決したのが上下空間をフル活用した立体構造です。メインの生活空間を2階に置き、その2階部分を前後に張り出させることで広さを確保しました。



さらに傾斜を利用し、1階の寝室には半地下スペースをつくって収納を確保。家の中は極力仕切らず、高低差をつけてエリアを分けるなど、立体的に空間を展開しています。またピクチャーウィンドウで外の光と景色を採り込むことで、狭小地とは思えない開放感が得られました。


収納もしっかり確保して
使い勝手と美しさを両立
「最初は本当に無理じゃないかと思っていたので、完成して驚いています。収納も思った以上にしっかりあって、木の温もりあふれるオープンキッチンやカーペットを敷いたピットリビングなど、遊び心もありつつ、使いやすく素敵な空間になりました。数々の個性的な住宅を手がけてきたSUDOホームだからこそ実現できたプランだと思います」と、奥さんも絶賛。
SUDOホームが得意とする造作も住まいの随所に施されています。特にこだわり抜いたキッチンは、オルトレマテリアの左官仕上げでダイニングと一体化させたカウンターが印象的。木を多用した雰囲気はまるでカフェのようです。全体的に木の雰囲気をベースに白とグレーでまとめ、アクセントカラーには奥さんが好きなグリーンを取り入れた内装もお気に入り。「半分ある斜面の庭をどうするか、次の春に向けてじっくり考えたいですね」と、Yさんもこれからの計画を考え中です。



リビングのベンチに腰かけて、くつろぎながら外の開けた景色を眺める至福のひとときを満喫しているYさんご家族です。

土地探しの際、ロケーションに一目ぼれしたのですが、実際に家を建てるのは難しいと考えました。でもほかの土地を見てもここが忘れられず、SUDOホームに相談しました。土地の制約だけでなく、希望する間取りや必要な収納など、かなり難しい要望だったと思いますが、それらを立体的な構造にすることですべて叶えてくれました。注文住宅でなければ不可能だったと思います。今は憧れた景色が目の前にある幸せを噛み締めています。(Yさん談)
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- SUDOホーム<須藤建設(株)>
- 創業1918年。SUDOホームは「土地が家を決め、人でいえが決まる」を設計コンセプトとした、道産材を活用した地産地消の家づくりを行っています。標準仕様は外装材に道南スギ板張り、開口部は木製サッシ・トリプルガラス、内部は道産無垢床材、しっくい塗り壁などの自然素材を使用。 また、すべての家づくりを、一級建築大工技能士・一級建具製作技能士を有する自社技能職が担当します。
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