手間暇を惜しまない大工の手技と、北海道の気候・風土が育んだ 道産材を生かした地産地消の家づくり。地域工務店らしい確かな品質にビンテージ感をプラスして、「楽しい!」住まいをリノベーションを通して提案しているのが、札幌市のカサシマ建設です。地元に根ざしたオリジナルな家づくりに寄せる想いやこだわりを、代表の笠島 守さんにうかがいました。


札幌で、より楽しく、心豊かなものづくりを

カサシマ建設が誕生したのは、1985年。大工だった笠島代表が「より楽しく、心豊かなものづくりをしたい」と創業しました。以来、リフォームから新築まで、伝統的な大工の技を生かした木造在来工法の家づくりを手がけ、現在では道内外の古い建物から回収した古材やアンティーク建具の加工販売、それらを生かしたリノベーションや古民家再生、さらには自社開発の木造コンテナの販売から不動産仲介まで、住まいにまつわる多彩な事業を展開しています。

モエレ沼公園近くにあるカサシマ建設の工場では、製材や家具・建具製作専任の社員が作業を行っている
モエレ沼公園近くにあるカサシマ建設の工場では、製材や家具・建具製作専任の社員が作業を行っている
工場の敷地内には、道内外から収集した古材がたくさん積み上げられて、再生の時を待っている
工場の敷地内では、道内外から収集したたくさんの古材が再生の時を待っている

古い家屋から収集してきたたくさんの建具を工場の一角にストック。施主とともに見繕い、家づくりに生かすことも
古い家屋から収集してきたたくさんの建具を工場の一角にストック。施主とともに見繕い、家づくりに生かすことも
自社制作のコンテナ制作・販売事業も展開
近年の小屋需要の増加に対応して、自社開発の木造コンテナ販売事業も展開

中でも最近力を入れているのが、中古住宅のリノベーションです。「札幌周辺は地価が上がっている反面、空き家も増えています。建築費が高騰する今、既存住宅の利用はとても重要な家づくりの選択肢。そうした地域のニーズに、地元工務店としてのこれまでの経験と確かな技術が役立つと考えています」と、笠島代表は話します。

同社では、予算に合わせて住宅性能と設計デザインの両面から住まい手に最適なリノベーションを提案。断熱改修や耐震補強を施すとともに、自社工場で加工した道産材や古材を生かして内装を一新していますが、特徴的なのが「ビンテージ感」を生かした意匠です。中古住宅は、新築にはない経年変化が魅力。本物の素材をふんだんに用いて、どこか懐かしさが漂う、施主の個性や遊び心が宿る空間へと再生しています。

ものづくりについて楽しそうに語る笠島代表。新築でもリノベーション・リフォームでも「本物」の素材を生かすことにこだわっているという
ものづくりについて楽しそうに語る笠島代表。新築でもリノベーション・リフォームでも「本物」の素材を生かすことにこだわっているという
道産カラマツ材の無垢フローリングを自社工場で加工し、家づくりに使用している
道産カラマツ材の無垢フローリングを自社工場で加工し、家づくりに使用している

 
古材を住宅に取り入れて、遊び心とオリジナルな風合いをプラス
古材を住宅に取り入れて、遊び心とオリジナルな風合いをプラス

「まだ使える素材や木を生かして、つくり手と住まい手がお互いにアイデアを出し合いながら新しい暮らしの場をつくる。そんな私たちの考え方や仕事に共感していただける方と一緒に家づくりを楽しみたい。すべての根本はそこにあります」と笠島代表。創業以来一貫した「楽しむ心」が、ずっと安心で愛着が持てる家づくりへと結びついています。

かいてき、かなえる カサシマのリノベーション。
4つのポイント!

POINT.01
希望を叶える設計デザイン・製作力

リノベーションの設計担当者が直接ヒアリングし、既存建物の状態をふまえて住まい手の要望と予算にマッチする間取りプランを提案。工場にストックしている古材やアンティーク建具なども活用しています。

また、家具や建具なども自社工房で製作し、外構や庭、造作風呂などもトータルでデザイン。建物の特徴を生かしながら、ビンテージ感が心地よい個性的な住まいへと再生しています。

POINT.02
新築で培った、確かな施工技術力

既存の建物に手を入れるリノベーションは、実は新築以上に大工の知見と腕が物を言います。その点、同社では熟練大工の確かな技と経験で、さまざまな状況に柔軟に対応。新築で培った技術で、性能向上のための断熱改修も安心です。

住まいの再生に用いられる材は新築と同様に、専門の職人や大工が手作業で墨付けや切り込みを行い、現場へ搬入されます。曲がりのある古材も長年の経験で加工し生かしています。

POINT.03
プロの目が光る不動産仲介

http://kasashima.co.jp/estate/existing/

リノベーションの満足度を大きく左右するのが、中古物件の選び方です。見た目のきれいさや立地、予算だけで選んだ結果、工事を始めると構造躯体に傷みがあって、予算やプランどおりのリノベーションができないことも…。

カサシマ建設では、プロの厳しい目で良しあしを見定めた優良中古物件を随時紹介しています。また、希望エリアでの物件探しから設計、施工までをワンストップで依頼することもできます。

POINT.04
顔の見えるアフターメンテナンス

人とのつながりや対話を最も大切にしているカサシマ建設。リノベーションの引き渡し後、建物はもちろん、造作の家具や建具に不具合が起きた場合も、すぐに工房から大工や職人が駆けつけます。

同社では3ヵ月に一度、手描きの瓦版「カラマツ通信」を発行。季節の話題からメンテナンスのアドバイス、スタッフの失敗談(!)まで掲載された瓦版は、住まい手との心の架け橋。「日常のささやかな住まいの相談も気軽にできる」と評判です。

▼こちらのリノベーション実例も、併せてご覧ください。

人も猫も自然体で暮らせる暖かな住まいに。築28年の中古住宅リノベーション