「戸建てで生まれ育った自分たちと同じように、子どもたちにものびのびと過ごしてもらいたい」。賃貸アパートで暮らしていたHさんご夫妻が家づくりを決めたのは、そんな親心からでした。
![大きな片流れ屋根を持つHさんご一家の新居。リビングの縦に並んだ大開口は、庇が日射をコントロールしてくれる](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-02T.jpg)
![アウトドア好きのHさんご一家が、BBQなどを楽しむために設けた多目的スペース。「創樹さんが気を利かせて照明をつけてくれていました。引っ越してから気づいて感激しました」とHさん。内と外を行き来するこの場所は、外壁に道南スギを採用している](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-03.jpg)
![玄関からLDKを見る。縦にボリュームのある大開口が出迎えてくれる](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-17.jpg)
モデルハウスに足を運んだり、SNSを駆使して情報収集を重ねた末に見つけたのが、「シンプルで普遍的な魅力を感じた」という創樹の家です。「デザイン住宅を手がける工務店」として定評のある同社の家は、「センスがよく、個性があった」と、Hさんご夫妻の感性を刺激。「よく利用していたおしゃれな酒屋も創樹が手がけていることを知り、すぐに気持ちが固まりました」と、新築の依頼を決めました。
![配膳・下膳をスムーズにする横並びのダイニング・キッチンは奥さんたっての希望。省スペース化と作業スペースの確保を考えて、シンクとコンロを分けたセパレート型とした](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-19.jpg)
![家族がすれ違っても窮屈さを感じない広さを確保したキッチン](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-13.jpg)
![「アパート時代は誰かがお風呂に入っていると、顔が洗えないなど何かと不便でした」というHさん。朝晩の洗面台の使用をスムーズにするため、ユーティリティと一緒にまとめず、LDKの一角に設置](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-12.jpg)
奥さんが新居に希望したのは、バックヤードの充実。洋服やキャンプギアなどの物が多く、収納場所はHさんご一家にとっての悩みの種でした。「脱いだコートや洋服がリビングにそのままになっていることも。仕事から帰ってきて、片付けに追われているうちに気づけばあっという間に夜になっていて、家でくつろぐ時間もありませんでした」と話します。
![土間から始まる大容量のファミリークローゼット。キャンプ道具やコートは外履きのまま取り出しができる土間部分に収納。「すべての衣服をここに集約しているので、衣替えの手間もないんです」と奥さん](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-22.jpg)
![ファミリークローゼットと最短距離で結ばれたユーティリティ](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-23.jpg)
![珪藻土の塗り壁がアクセントになっている階段スペース。吹き抜けの斜めの角度が視線に変化を与えている](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-14.jpg)
完成した新居は、玄関からLDKとファミリークローゼットの双方にアクセスできる2WAY仕様。土間を介して直線に続くファミリークローゼットは、洋服やキャンプギアをたっぷり収納できる大容量です。バックヤードにボリュームを大きく割きながらも、家族が集うLDKは開放的に。キッチンを中心にした回遊動線やリビングの大開口、そして五角形の吹き抜けが広がりをもたらしてくれます。この五角形の吹き抜けは「2階ホールにもくつろぐ場所が欲しい」という希望に応え、フロアの一辺に角度をつけて広さを確保したことで生まれたものです。
Hさん宅は、エアコン1台で家全体を暖冷房する全館空調システム「YUCACO」を採用。創樹は気候条件の厳しい旭川で、いち早く「YUCACO」を取り入れた工務店で、着実に実績を積んでいます。エアコン1台で快適な住まいづくりを実現できるのは、寒冷地の工務店だからこそのノウハウと技術力があってこそ。部屋ごとの暖房機が不要で、エアコンは空調室に設置するため、内観の美観も損ねません。
![2階寝室の奥にはHさんの書斎を設置。「可能ならばつくりたいと思ってはいましたが、想像以上に充実した場所になりました。限られた面積の中で、必要とする要素を工夫しながら組み込んでくれた設計力に感謝しています」](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-06.jpg)
![2つの子ども部屋は、片流れ屋根の勾配を生かしロフトも設えた](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-11.jpg)
![全館空調システム「YUCACO」の空調室。「乾燥対策として、業務用の加湿器を設置してみました。うまい具合に湿度もコントロールできています」とHさん。YUCACOはシンプルなシステム構造のため、住まい手自らの工夫が容易。「少しずつコツをつかみながら、省エネルギーな暮らしをしていきたいです」と、Hさんは楽しそうに話す](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-07.jpg)
![上下階をつなぐ階段のある一面の壁は、照明や光の射し込みで豊かに表情を変える珪藻土の塗り壁で仕上げている。家族4人の記念の手形がかわいらしい](https://www.replan.ne.jp/wp-content/uploads/2023/12/46966-01-08.jpg)
「収納の充実で、LDKはいつもすっきり保つことができています。おかげで家の中でくつろぐ時間もできました」と笑顔で話す奥さん。新居にはにぎやかな子どもたちの声と、夫婦のくつろぎの時間が流れています。