冬には積雪量も多く厳寒地でもある都市・札幌と、その近郊都市の小樽で、土地の特徴を最大限に生かした家づくりを行い、バリエーション豊かな発想で住宅を手がける地域工務店や建築家による個性的かつ高性能な実例を厳選してご紹介します。

[case1:中古のログハウスをリノベーションした小樽での暮らし]

「面白い」から始まるリノベーション 豊かな発想で活かす家の個性

赤く大きな三角屋根の外観がなんとも個性的な築13年の家。1階の天井は低く、2階はログハウス特有の丸太組の柱や壁が強烈な印象を与えています。このリノベーション住宅は、ログハウスの丸太組みを室内にそのまま残した不思議な空間となりました。アンティークや古道具が好きだというKさんご夫妻の手持ちの家具やインテリアもしっくりと馴染み、暮らしを楽しく豊かなものにしているようです。

ログハウス風の外観

丸太小屋をリノベーションした室内の階段

◎小樽市・Kさん宅 夫婦30代
◎設計:(株)エム・アンド・オー
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[case2:健やかな室内環境を実現する、パッシブ換気住宅]

木と太陽の温もり満ちる 健やかパッシブ換気住宅「一生住む家だから、耐久性や住宅性能などのハード面を最優先して依頼先を探しました」と話すMさんは、標準仕様で長期優良住宅レベルの性能を実現する大平洋建業さんに家づくりを依頼。太陽熱利用のパッシブ換気床下暖房システム「ソーラーウォーマー」と、空気熱を利用したヒートポンプ式暖房とLPガスの高効率ガス給湯暖房機(エコジョーズ)を組み合わせた寒冷地向け給湯暖房システムの併用を提案され、健康的な室内環境の住まいを実現しました。

リビングに隣接して、ご夫妻の希望で洋間の予備室をレイアウトリビングの家具も、新居のイメージに合わせて自ら選んだ◎札幌市豊平区・Mさん宅 夫婦30代、子ども2人
◎設計・施工:大平洋建業(株)
▶Mさんの健やかな室内環境を実現したパッシブ換気住宅はこちらから

[case3:スキップフロアのある、家族みんなが「遊べる」家]

90㎝の高低差がある土地形状を活かした設計。道産スギの外壁が目を引くYさんご夫妻が見学会で一目惚れしたというSUDOホームの家。念願が叶い、実家に隣接する土地での家づくりをすることになりました。道路からの高低差が90㎝という難しい土地条件をうまく生かしたプランは、平屋をベースに玄関部分と書斎スペースは半地下にし、ロフトで立体的に空間をつくり上げ、家族4人が十分暮らせる広さを確保した、ダイナミックでユニークな空間となりました。子どもたちも家の中で遊べてのびのびと楽しそうな暮らしぶりです。

外の景色や広いテラスもリビングに取り込み開放感あふれるLDK
玄関、LDK、ロフトと3段階のスキップフロアが立体的な構造

◎札幌市豊平区・Yさん宅 夫婦50・40代、子ども2人
◎設計・施工:SUDOホーム(須藤建設)

Replan北海道では、地域に根ざした家づくりを行った住宅実例と家づくりに関するレポートをお届けしています。ご興味のある方は、こちらの本もお手に取ってみてくださいね。

(文/Replan編集部)