ドイツスタイルのフラワーアレンジメント教室を開催。Cさんの手にかかればアイアンの吊り下げシェルフがおしゃれなインテリアに

三角屋根に白い壁、大きな木製の格子窓が印象的な店舗併用住宅。アイアンのドアが出迎える1階フラワーショップは、コンクリートをメインに無機質なデザインの空間に仕上げました。2階は無機質なデザインの1階とは対照的に、木や漆喰の素材感がやさしいナチュラルな空間。店のシンボルである木製の格子窓から射し込む光が、LDKを明るく包みます。

◎家族構成/本人50代
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計/さくま建築設計事務所
◎施工/(株)ワークボックス

店舗スペースは、コンクリートやタイルなどで仕上げたシンプルな内装が花をいっそう引き立てる。レジカウンターと作業台もコンクリートで設え、空間に統一感を持たせた
理想の店とわが家を実現させたCさん。「佐久間さんとはお互いに考えや要望など言いたいことを言い合えたから、後悔のない満足の家づくりができた」と話す

レジカウンターの後ろに店舗と住居玄関を繋ぐ内ドアを設けている。間仕切り壁があり、人の出入りは店舗からは見えにくい
トップライトから柔らかな光が降り注ぐ。この階段が仕事モードとプライベートモードの気持ちの切り替えを行うアプローチに
クリ材の無垢フローリング、壁や天井を漆喰塗装で仕上げた居住スペース。「店のデザインが無機質だから家は自然素材を使いたかった」というCさんの要望を叶えている

コンパクトながら勾配天井で開放感を感じさせるLDK。「シンプルな家に合うように、持ち物を厳選するようになりました」とCさん

LDKから和室、寝室を望む。ゲストの寝室として使うことが多いという3畳の和室は、こぢんまりとしていながら落ち着く空間

 
レトロ感のあるシンクとタイル、淡いブルーの壁、壁掛けの丸ミラー。装飾を排した洗面ルームにセンスが光る