一面を窓にして森の風景を切り取るピクチャーウィンドウに

札幌市中央区にありながら、南向きの森の斜面に建つ築30年の中古住宅をリノベーションした住まい。森に面した壁一面を全面窓に。大胆に間取りを変更し、外せない梁や柱もあえて構造体を現しにして、経年経過した木材の風合いも森の景色の一部にしました。すべての窓から緑が見え、本当に森の中で暮らしている錯覚にとらわれます。

◎家族構成/夫婦40代
◎構造規模/木造・2階建て(築30年)
◎設計/(株)エム・アンド・オー
◎施工/(株)アシスト企画

窓際のソファが夫婦お気に入りの場所。何時間でも過ごせる

キッチンの仕切り壁にはもともとあった建て具の古い磨りガラスを再利用

広いウッドデッキは森のテラス。外壁も自然に溶け込む木張り

階段下のスペースには小割りにされた4つのゲージを設置。 4匹の愛犬の心地よい居場所になった

現しにした梁や柱が、外の風景を取り込んで家の中にも森をつくる

朝、顔を洗ってふと目線をあげればそこにも外の景色が
リビングはもちろん、寝室の窓にもカーテンは不要

廊下の突き当たりにも、緑が見える雪見窓のような小窓

大木に囲まれた家は外壁にも木を使って自然の一部に同化させている