三角屋根と尖塔が印象的な外観。大小の窓の数々が室内に明るい陽光を運ぶ

子どもたちとの時間を大切に過ごしたいという思いで、新築を決めたご夫妻。家族全員で毎日現場を見学したり、壁紙を選んだり、家づくりの一つひとつが大切な思い出となる家づくりです。完成した住まいは、1・2階をつなぐ大きい吹き抜けやリビング階段を採用することで、家中どこにいても家族の気配を感じやすいオープンなつくりとなっています。

◎家族構成/夫婦30代、子ども3人
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計・施工/(株)とかち工房

家族が集うLDK。室内を明るく照らす大開口は、トリプルガラスの木製サッシを採用。窓が多くても室内は暖かい

造作背面収納のおかげでスッキリとしたキッチン。奥のドアは農家玄関につながる。この動線のおかげで作業から帰ってきて最短ルートで料理ができる

リビングに隣接して配置した和室は客間として使用

吹き抜けからリビングを見下ろす。2階多目的ホールのアールの柵や鋭角の天井が空間にメリハリを与える

2階の多目的ホールで遊ぶ子どもたちの気配は、吹き抜けを通して1階にもよく伝わる

将来仕切って使えるようになっている子ども部屋。勉強机は複雑な角度の壁に合わせて造作した
ウォールナットの上品さが漂うご夫妻の寝室は、塔の形に合わせて設えられた3つの窓が印象的
玄関ホールからすぐつながる洗面スペース
農家玄関からダイレクトにつながる事務室

表玄関の真裏に設えられている農家玄関。左側のテラスドアからも事務室へ出入りできる