リビングからキッチンを見る。リノベーションによって屋根型の天井を得た空間が特徴的。正面の壁はモルタルをコテ仕上げによってレンガに見立てた技アリの職人仕事

仙台市中心部にある築40年ほどのマンションの一室をスケルトンの状態からリノベーションした、若い夫婦のための住まいです。フラットで画一的な感じになりがちなマンションの天井を、連続した屋根が続くような構成にして空間にリズムと視覚的な開放感を生み出しています。
床の高さや仕上げる素材を場所によって変化させることで、連続する空間でも雰囲気がガラリと変わるように工夫された、アイデアに満ちた伸びやかな住まいです。


◎家族構成:夫婦20代
◎構造規模:マンション
◎設計:(株)石森建築設計事務所
◎マネージメント:仙台Rゲート

ダイニングから寝室方向を見る。スケルトン状態からのリノベならではの、コンクリート素地を生かした壁面処理にもセンスが光る

寝室は窓枠状のフレームで、リビング側の空間と緩やかに仕切っている

廊下からリビング方向を見る。ビンテージ加工を施した室内ドアやアンティークのドアノブに施主夫妻のこだわりが見て取れる
曲線を描くドアの向こうがネイルサロンスペース。ヘリボーン柄に張られた床材や小ぶりのシャンデリアにセンスを感じる
玄関は広めの土間仕上げとして、奥さんの仕事場でもあるネイルサロンスペースのエントランスらしさも演出している
キッチンは造作で、作業台兼ダイニングテーブルの天板は、木下地にモルタルコテ仕上げとして重量感と使い勝手の良さを引き出している

リビング・ダイニングから玄関方向を見る。屋根型の天井が連なり、全体に大きく緩やかなリズム感を生んでいる