イメージは古民家カフェ。自ら間取りを考え、腕を振るった大工の自邸
北海道移住で叶えたかった
伝統工法で建てる地域材の家
京都で生まれ育ち、20代半ばで大工の世界に入ったSさん。8年前に奥さんの実家がある北海道への移住を決意し、縁あってカサシマ建設の大工として働き始めました。「地域材を現しで使い、伝統的な真壁造りを積極的に採用しているカサシマ建設の家づくりは、長年僕が憧れてきた住まいのカタチそのもの。ここで家づくりの仕事がしたいと思いました」と、同社に興味を引かれた理由を話します。
移住後に家族で住んでいたのは、広さも収納もプライベートも制限だらけの賃貸住宅でした。そんな住環境にSさんは「50歳になるまでに、家族が心地よく住める家を自分で建てたい」と一念発起。2024年に当別町で条件に合った宅地を見つけて購入し、カサシマ建設のスタッフとともに家づくりを始めました。

Sさん自らベースとなる間取りプランを検討した家は、理想と予算のバランスを重視した約30坪の木造2階建て。将来を見据えて、平屋的な暮らしができる間取りにこだわりました。「移住生活の象徴のような薪ストーブがあって、道産カラマツ材をふんだんに生かした、シンプルで無駄のない古民家のような空間をつくり上げたいと考えました」。
8月から木工事が始まると、施主であり、担当大工でもあるSさんの頭はフル回転。工事中に当初の案を変更して2階の子ども室に小上がりの居場所をつくったり、北向きの玄関に風雪を防ぐ風除室を追加したりと、ぎりぎりまで最善を模索しました。「一生で一度きりの家づくり。そう思うと次々にアイディアがわいてきて、手が止まりませんでした」と、Sさんは施工時を振り返ります。


「遊び心」を大切に
広がるマイホームでの楽しみ
本格的な冬の訪れを前にした11月、Sさんがこれまで蓄えた経験と技術を詰め込んだ新居が完成しました。道産のカラマツ材とトドマツ材をふんだんに用いた真壁造りの住まいは、まるで古民家カフェのような佇まいです。道産木材の個性と伝統的な大工の技術の融合で仕上げられた新居は、Sさんが思い描いたイメージそのままに、京の町家のような和の情緒あふれる空間に仕上がりました。
「カラマツは寒さに耐える強さを持ったダイナミックな材、それに対してトドマツはきめの細かな木肌が優しい材。一対の夫婦のような材の魅力を、住みながら感じられるのは幸せなことですね」。しみじみと語るSさんのお気に入りは、リビングから見上げる吹き抜けの景色です。「開放感があって、実に気持ちがいいんです」と、笑顔を見せます。
また住宅性能が高いことに加え、薪火の熱が家中に効率的にまわるように空気の流れを考えてプランしたことで、厳冬期も薪ストーブ1台で隅々まで暖かく快適に過ごせました。「住み心地がとにかく抜群で、賃貸と比べて生活のすべてがワンランクアップした感じがしますし、家族の笑顔も増えました。お施主さんには自分の生活実感を交えながら、自信をもって話ができますね」と、Sさんは言葉に力を込めて語ります。



アウトドアの遊びも大好きだというSさんは、これからは広い庭の一角で畑づくりにも挑戦し、ゆくゆくはアウトドアキッチンを設える構想も抱いているそう。「暮らしの土台がようやくできたばかり。遊び心を大切に、もっと毎日が楽しくなるような住まいへと少しずつ進化させていきたいです」。
- カサシマ建設株式会社
- カサシマの家は、道産木材をふんだんに使っています。自社工場・自社施工にこだわり、プレカットと呼ばれるコンピューターでの採寸・カットではなく、職人が一棟一棟時間をかけて丁寧に墨付けや切り込みを行いながら、お客様の家が温もりを感じられる空間になるようつくり上げていきます。構造材はもちろん、カラマツの床材や建具・階段・家具まで自然素材の自社製品で一棟を仕上げます。無垢床の温かみを素足で感じながら過ごせる高断熱・高気密住宅づくりも大切に考え、真冬でもFFストーブ1台で暖かく快適に過ごせる住宅性能を実現しています。無垢材ならではの経年変化により、5年、10年、30年と、家族とともに色濃く変化していくカサシマ建設の住宅を、ぜひモデルハウスにてご体感ください。
- 対応エリア
- 江別市、北海道、石狩市、北海道、道央その他、札幌市、中央区、北区、東区、白石区、豊平区、南区、西区、厚別区、手稲区、清田区、小樽市、岩見沢市
