愛犬との時間を満喫。北海道が感じられる一棟貸しのコテージ
Replanが取材した、北海道・東北の素敵な住まいづくりの話をご紹介します。
アーケン(株) / 東川町・一棟貸しのコテージ
憧れだった故郷でのコテージの運営
東川町の広大な田園風景の中に佇む2棟のコテージ。これは、同町に本社があるアーケンの建築士・太田貴洋さんが、東京で暮らす兄の敦信さんとともに始めた一棟貸しの宿泊施設です。
アーケンは、「建てること」よりも「この地域でどう心豊かに暮らすか」という視点を大切にしながら、住まいづくりを通して人々の暮らしに深く関わっている住宅会社。住宅建築だけではなく、移住相談や地域の飲食店の起業支援など、暮らし全体を見据えたサポートにも積極的に取り組んでいます。

「故郷の旭川でコテージを運営することに憧れがあり、弟から土地の空き情報を聞き、迷わず手を挙げました」と敦信さん。アーケンではこれまでに、オーベルジュやコテージを手がけており、「弟が務めている会社であるという縁もありましたが、BtoBの実績が豊富なことにも、安心感がありました」と、敦信さんは話します。兄弟ともに愛犬家であることから「愛犬と過ごすコテージ」をコンセプトに、共同オーナーとして運営しています。


大雪山系と田園風景を望む場所で
愛犬と一緒に「暮らし」を擬似体験
この敷地の最大の魅力は、大雪山や十勝連峰の美しい稜線、どこまでも広がる田園、そして壮大な夕陽。「この景色を最大限に生かすことと、愛犬と過ごすことの2軸でプランを練りました」と貴洋さんは振り返ります。
完成したコテージは1階にLDKと水まわり、2階は寝室のみというシンプルな間取り。寝室の広さを必要最低限に抑えることで、大きな吹き抜けを実現しました。ゲストを出迎えるのは、雄大な景色をダイナミックに捉える大開口。壮大な景色を背に、冬のひとときを豊かに彩る薪ストーブが窓辺に鎮座します。



薪の木屑や灰、ドッグランと室内の行き来を考慮して、LDKの床は全面コンクリートの土間仕上げに。愛犬が万が一粗相をしてしまった際の備えとして、壁は容易に取り替えられる合板を採用しました。一方で2階は「シラカバの森で眠ること」をテーマに、床をシラカバ材の無垢フローリング仕上げに。用途に合わせて素材を選び、空間に心地いい変化を与えています。





「愛犬と心置きなくくつろげる時間と空間の提供はもちろんのこと、東川町への移住を考えている方にとっての体験施設としての役割も担えれば」。そう笑顔で話す太田さん兄弟。この町の魅力を存分に体感できるコテージです。

- 会社情報
- 社名 アーケン 株式会社
- URL https://www.ahken.jp
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