高性能✕創エネ+蓄電で快適・エコに。インダストリアルデザインの平屋

公開日:2025.12.20 最終更新日時:2025.12.20

Replanが取材した、北海道・東北の素敵な住まいづくりの話をご紹介します。

(株)蹴和建設 / 十和田市・Tさん宅 夫婦30代、お子さん2人


断熱工法から選択した依頼先
決め手は丁寧な家づくりセミナー

これまで暮らした社宅やアパートが寒かったため、マイホームを建てるなら暖かい家にしたいと考えていたTさん。希望を実現するために断熱材から家づくりにアプローチしました。インターネットで情報を集めるうちにウレタン系の断熱材が暖かそうだと思い、業界最高水準を誇る独自のFPウレタン断熱パネルを使うFP工法に興味を持つようになったといいます。

セメント製の外壁材を鎧張りした外観。一枚一枚の表情が絶妙に異なる。物置を設置して、室内の収納面積を小さくし、その分のスペースを居室として無駄なく使えるようにした
セメント製の外壁材を鎧張りした外観。一枚一枚の表情が絶妙に異なる。物置を設置して、室内の収納面積を小さくし、その分のスペースを居室として無駄なく使えるようにした
約6帖の広々とした玄関ホール。一般的には壁で仕切られたシュークローゼットが設計される空間は、奥さんのアイデアからカーテンで目隠ししたフリーの収納スペースとした
約6帖の広々とした玄関ホール。一般的には壁で仕切られたシュークローゼットが設計される空間は、奥さんのアイデアからカーテンで目隠ししたフリーの収納スペースとした
玄関ホール奥に位置するトイレ。LDKとトイレの間に玄関ホールがあるので、音やにおいが気にならない
玄関ホール奥に位置するトイレ。LDKとトイレの間に玄関ホールがあるので、音やにおいが気にならない

暖かさを体感するため、蹴和建設のオープンハウスを見学したTさん。会場では代表の蹴揚さんが、住宅性能のみならずデザインの意図や無理のない予算を立てる大切さ、Tさんご夫妻の希望に対する意見などを率直に話してくれました。

南東に大きな窓を持つリビング。溝に汚れがたまりやすい掃き出し窓は採用しなかった。「風を通すだけなら掃き出し窓じゃなくてもいいと思いました」とTさん。太陽光発電を備えているので、メイン暖房はエアコンで、窓の下にあるガスヒーターを補助的に使用している
南東に大きな窓を持つリビング。溝に汚れがたまりやすい掃き出し窓は採用しなかった。「風を通すだけなら掃き出し窓じゃなくてもいいと思いました」とTさん。太陽光発電を備えているので、メイン暖房はエアコンで、窓の下にあるガスヒーターを補助的に使用している
3連のペンダントライトがカフェ風のキッチンカウンター。外付けの食洗機を設置できるよう専用の水道を設けたため、キッチンと対面カウンターの間にある腰壁は通常より高めになっている。右下にあるのはTさんが自作したコーヒーを自家焙煎する装置
3連のペンダントライトがカフェ風のキッチンカウンター。外付けの食洗機を設置できるよう専用の水道を設けたため、キッチンと対面カウンターの間にある腰壁は通常より高めになっている。右下にあるのはTさんが自作したコーヒーを自家焙煎する装置

見学会の後には同社が開催する家づくりセミナーに計3回参加。高い住宅性能や24時間換気の必要性、資金計画の立て方などの説明を受けます。オープンハウスで体感した室内環境の快適さから蹴和建設のつくる住宅への安心感を覚えていたTさんご夫妻は、セミナーを通じて蹴揚さんの誠意ある人柄に惹かれて新築の依頼を決めました。

LDK全景。ダイニングはスペースを大きめに設計し、必要になったらテーブルを置けるように。また将来、奥さんの趣味である裁縫に必要なミシンや棚を置くこともできる
LDK全景。ダイニングはスペースを大きめに設計し、必要になったらテーブルを置けるように。また将来、奥さんの趣味である裁縫に必要なミシンや棚を置くこともできる

快適、省エネで長寿命な
住宅の実現に「性能は譲れない」

蹴和建設では「お客様に快適な生活を送ってほしい」という思いから住宅性能を重視。断熱等級5以上、UA値0.35以下、C値0.3以下の性能を保証しています。完成時には壁の中に隠れてしまう断熱・気密施工にも妥協を許しません。

ステンレスで統一したキッチン。石目の床や壁と調和して、ご夫妻が要望するインダストリアルなデザインにまとまっている
ステンレスで統一したキッチン。石目の床や壁と調和して、ご夫妻が要望するインダストリアルなデザインにまとまっている
木製の天板はご夫妻がホームセンターで購入し塗装したそう。カップが飾られている棚やフライパンを吊るすフックはマグネットで壁に付けている
木製の天板はご夫妻がホームセンターで購入し塗装したそう。カップが飾られている棚やフライパンを吊るすフックはマグネットで壁に付けている

2025年10月下旬に完成したTさん宅も、UA値0.26、C値0.2という高い断熱・気密性能で、ZEHおよびGX志向型住宅の認定を取得した省エネな住まいとなっています。さらに太陽光発電パネルと蓄電池も備えており、エアコンの温度を夏は25℃、冬は27℃に設定しても、年間の電気代は月平均1万2,000円以下となるシミュレーションです。

右手奥のユーティリティからファミリークローゼットを通って左奥のキッチンへ抜ける回遊型の間取りは、短い家事動線で作業を効率化する
右手奥のユーティリティからファミリークローゼットを通って左奥のキッチンへ抜ける回遊型の間取りは、短い家事動線で作業を効率化する
各部屋のドアにはキャットドアが付いていて、猫も自由に部屋を行き来できるように配慮
各部屋のドアにはキャットドアが付いていて、猫も自由に部屋を行き来できるように配慮
約7帖の寝室は縦長の2連窓を設け、プライバシーの配慮に重きを置きながら適切な採光が得られるように。補助の暖冷房としてエアコンを設置している
約7帖の寝室は縦長の2連窓を設け、プライバシーの配慮に重きを置きながら適切な採光が得られるように。補助の暖冷房としてエアコンを設置している

デザインや間取りに関しては、住まい手それぞれの理想を実現できるよう柔軟なスタイルです。木目は好みではないというTさんご夫妻が希望したのはインダストリアルなデザイン。壁や天井は石目調のクロス貼りとし、床も手入れが楽で長持ちする石目調のフロアタイルを全面に張るなど、スタイリッシュに仕上げました。

音楽が好きなTさんの趣味室。いつでも楽器の演奏ができるように、ロックウールなどの吸音材を施工して防音室にした
音楽が好きなTさんの趣味室。いつでも楽器の演奏ができるように、ロックウールなどの吸音材を施工して防音室にした

安心・快適に暮らしていただくための蹴和建設のこだわりと、Tさんご夫妻の要望が調和した理想のマイホームが完成しました。

蹴和建設の控えめな営業方針が自分たちに合っていたと思います。見学会参加者だけに開催してくれる家づくりセミナーでも要望やプランについては一切聞かれず、どの会社に依頼してもいいから快適で健康に暮らせる家を建ててほしいという想いが感じられました。デザインに関しては私たちがいいと思った家の写真を共有することで好みをしっかり共有でき、理想の家の実現に尽力してくださいました。室内の暖かさは引っ越してすぐに実感。間取りやデザインも理想どおりで心から満足しています。(Tさん談)

会社情報
社名 株式会社 蹴和建設
URL https://www.syuwa-kensetsu.com

Related articles関連記事