旧居の記憶が息づく、明るく暖かく 皆が心地いい二世帯住宅

公開日:2026.3.19 最終更新日時:2026.3.19

宮城のリノベーションで注目の地域ビルダーをご紹介! 「活かす・変わる」という、リノベならではの魅力をお伝えします。

ヒノケン(ヒノリノ) / 宮城県角田市・Tさん宅  夫婦30代、子ども2人、両親

築46年の実家を、性能向上リノベーション

Tさん宅は、家族6人が暮らす二世帯住宅です。賃貸アパートに手狭さを感じ、家づくりに着手したご夫妻ですが、新築は予算等の兼ね合いもあり断念。築46年のTさんの実家を改修してご両親と同居する選択をしました。

工事を依頼したのは宮城県の工務店、ヒノケンのリノベーション部門「ヒノリノ」です。「以前相談した大手ハウスメーカーと違って、営業兼設計と現場の担当者間の連携が密で要望への対応が早く、プランニングも柔軟な点が決め手になりました」とTさん。子連れでも気兼ねなく打ち合わせが楽しめたことも、安心材料になったといいます。

リノベーション前の外観
リノベーション前の外観

外壁材にグリーンのガルバリウム鋼板を用いて、外観の印象を刷新。玄関ポーチの上部は三角屋根につくり変えた
外壁材にグリーンのガルバリウム鋼板を用いて、外観の印象を刷新。玄関ポーチの上部は三角屋根につくり変えた

建物をスケルトン化し、既存の構造の確認を徹底。壁には断熱ボードを充填、床や屋根も必要な断熱対策を施し、窓もトリプルガラスの樹脂サッシに交換することで、冬でも昼間は暖房いらずの空間を実現しました。

間仕切りが多く暗かった室内は、3世代が集いやすい明るく開放的なLDKへと変貌を遂げ、家事や育児がスムーズに。子どもたちが遊ぶ様子を見守りやすいキッチン、趣味時間に浸れる倉庫スペースなど、ご夫妻が望んだ機能も随所に散りばめました。もとの家で使われていた欄間や床柱などを、温かみのある空間づくりに活かしているのも大きな特徴です。

リノベーション前の室内の様子
リノベーション前の室内の様子

3間続きだった和室の壁を取り払い生まれたLDKは広さ25帖。家族の団らんが自然と生まれる
3間続きだった和室の壁を取り払い生まれたLDKは広さ25帖。家族の団らんが自然と生まれる
暗く冬場は寒かった築46年の実家が明るく暖かい家に大変身。家族6人がのびのびと暮らせる快適な住まいになった
暗く冬場は寒かった築46年の実家が明るく暖かい家に大変身。家族6人がのびのびと暮らせる快適な住まいになった
リビングを中心に、キッチンやダイニング、畳コーナー、土間スペースがつながる。旧居の気配が空間に落ち着きを与える
リビングを中心に、キッチンやダイニング、畳コーナー、土間スペースがつながる。旧居の気配が空間に落ち着きを与える
リビングでくつろぐTさんご家族。南面の大開口から射し込む陽の光に包まれ、穏やかな時間が流れる
リビングでくつろぐTさんご家族。南面の大開口から射し込む陽の光に包まれ、穏やかな時間が流れる

ご家族の暮らしに寄り添い、細部まで考え抜かれた提案が光るヒノリノならではの二世帯住宅リノベーション。「ここまで新築のような空間に生まれ変わるなんて驚きました。暮らしやすくて、心にゆとりが持てるようになりました」というご夫妻の言葉と笑顔が、新居への満足度を物語っていました。

■THE HEART OF DESIGN 1
旧居の記憶

これまでの住まいに蓄積された時間やストーリーに丁寧に目を向けるのが「ヒノリノ」の実家リノベーション。Tさん宅でも既存住宅の建具や部材を活かし、配置や役割を変えながら新しい空間に組み込んだ。実家だからこそのご家族の愛着や想いを設計に反映させることで、新築にはない「温もり」と「この家らしさ」が表現されている。

和室に使われていた欄間をリビングで活用。間接照明で彫刻が映え、家族の集まる空間でこれまで以上に存在感を増している
和室に使われていた欄間をリビングで活用。間接照明で彫刻が映え、家族の集まる空間でこれまで以上に存在感を増している
構造上必要だったため、そのまま残した和室と広縁の間の柱。ほぞの痕跡がこの家の歴史を静かに今に伝える
構造上必要だったため、そのまま残した和室と広縁の間の柱。ほぞの痕跡がこの家の歴史を静かに今に伝える
ダイニングでは、既存住宅の仏間の床柱をあえて現しで活かした
ダイニングでは、既存住宅の仏間の床柱をあえて現しで活かした

■THE HEART OF DESIGN 2
動線計画

家族6人が屋内を快適に行き来でき、子どもたちが駆け回って遊びやすいよう、リビング、畳コーナー、水まわりがキッチンを起点に回遊できるストレスフリーな動線をデザイン。洗濯動線もコンパクトかつスムーズで、暮らしの中心となる空間の無駄のない計画が日々の生活や気持ちにゆとりをもたらしている。

玄関ドアを開けると、真っすぐに廊下が伸びる。廊下の左側にはLDK、右側には両親の寝室、その奥には水まわりを配置
玄関ドアを開けると、真っすぐに廊下が伸びる。廊下の左側にはLDK、右側には両親の寝室、その奥には水まわりを配置
キッチン背面に設けられたパントリーには、アールの開口やマリメッコのアクセントウォールなど奥さんのこだわりを詰め込んだ
キッチン背面に設けられたパントリーには、アールの開口やマリメッコのアクセントウォールなど奥さんのこだわりを詰め込んだ

■THE HEART OF DESIGN 3
土間

かつて広縁だったスペースを通路を兼ねた土間に。内と外をつなぐ中間領域として機能する土間は、冬は日射の蓄熱効果が期待できる。また、ロードバイクを気楽に出し入れできるのも利点。壁掛けしたTさんのロードバイクは、リビングからも眺めて愉しめる。土間の奥に配したコンパクトな倉庫には、自転車用品やカメラなどの趣味アイテムをまとめて収納でき、好きなことを楽しみやすい環境をデザインした。

機能と美しさを両立した土間スペース。コンクリートではなく、ひび割れしにくいタイル仕上げとした
機能と美しさを両立した土間スペース。コンクリートではなく、ひび割れしにくいタイル仕上げとした
土間の奥にある趣味アイテム収納用の倉庫。棚の位置や寸法はTさんの要望をもとに設えた
土間の奥にある趣味アイテム収納用の倉庫。棚の位置や寸法はTさんの要望をもとに設えた
土足OKの土間のため、ロードバイクの出し入れも気兼ねなくできて、日常の延長のようにフットワーク軽くツーリングを楽しめる
土足OKの土間のため、ロードバイクの出し入れも気兼ねなくできて、日常の延長のようにフットワーク軽くツーリングを楽しめる

担当者より

ご家族が快適に暮らせるよう、性能と設計デザインのバランスを大切にしながら計画しました。設計担当と工務担当が現場に集まり、それぞれの目線から断熱や耐震の補強方法を検討。抜けない柱や取れない壁をうまく空間になじませながら、明るく開放的な空間を実現しました。

また、実家ならではの視点として、欄間や床柱といった思い出の部材を新しい居場所へと再配置し、家族の記憶が自然と受け継がれていくリノベーションを目指しました。ご家族皆がのびのびと過ごせる空間になったと思います。3世代が仲良く、健康な暮らしを楽しんでいただけたら嬉しいです。

(ヒノリノ 加藤 絵里華)

談笑するTさんご夫妻とヒノケン(ヒノリノ)担当者の佐藤さん、加藤さん、吉本さん(左から順に)。楽しげに語らう様子から深い信頼関係が伝わってくる
談笑するTさんご夫妻とヒノケン(ヒノリノ)担当者の佐藤さん、加藤さん、吉本さん(左から順に)。楽しげに語らう様子から深い信頼関係が伝わってくる

■建築データ
□ 構造規模 戸建て・築46年
□ リノベ面積 163.64㎡(約49坪)
□ 主な外部仕上げ 
屋根・外壁/ガルバリウム鋼板
建具/玄関ドア:断熱ドア
窓:樹脂サッシ(トリプルガラス)
□ 主な内部仕上げ 
床/クリ無垢フローリング
壁・天井/ビニールクロス

■ 暖冷房方式 エアコン

■ 工事期間 約5ヵ月

会社情報
ヒノケン株式会社
ヒノケンは家づくりの会社です。年間の受注棟数は最大で15棟までに制限し、一棟一棟高い品質を保ちながら、真心を込めて建てています。当社は「100年住宅」をうたっていますが、これは単に耐久性に優れているということではありません。お客様が先々までずっと快適に暮らせて、一生の財産となる住まいを、手間暇を惜しまず建てる。お客様の想いに真剣に向き合い、妥協を許さない。だからこそ、「住まうほどにしあわせな住まい ‐ヒノケンの100年住宅‐」をご提供できていると考えています。 「長い時間を経て、なお変わらない家こそ真に快適な住まいである」をモットーに、親からお子様、そしてお孫様へと世代を超えて、快適に安全に、健康に暮らしていける、強くて暖かい家をご提供し続けられるよう、スタッフ一同、日々技術を研鑽しています。そして、この地に根ざした企業として、住まいづくりを通して皆様がイキイキと元気に暮らせる地域社会づくりに貢献していきます。
対応エリア
宮城県

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