お菓子が好きなのはどこの国でも一緒で、日本と同じようにフィンランドにも、この国ならではのお菓子がいろいろとあります。

まず紹介するのは定番のこれ。フィンランドの詩人で、国歌の作詞者でもあるルーネベリが大好きだったという「ルーネベリタルト」。上に砂糖とラズベリーのジャムが乗っていますが、生地は、ジンジャークッキーを使って作る場合もあり、そうでない場合もあり…。どんな味かを説明するのが難しいので、フィンランドに来た方々には「まず食べてみて」とおすすめしています。フィンランドでは、1月から彼の誕生日である25日頃までの限定で、スーパーやカフェでよく売られています。

ルーネベリタルト


カフェのカウンターに並べられた「プッラ」と呼ばれる甘いパンやケーキは、フィンランド人が愛するコーヒータイムの定番お菓子。「プッラ」の代表といえばシナモンロールですが、他にもさまざまな種類があります。日本だと甘いパンを朝ごはんとして食べる人もいますが、フィンランドではプッラを朝ごはんに食べるのはありえないこと、らしいです。

ヘルシンキのカフェ


脳みそ(!)のように見えるこのお菓子は「ティッパレイパ」。ドーナツのような味がします。51日のメーデー(フィンランドではヴァップVappuと呼ばれる)に食べるものとされています。メーデーはヨーロッパでは古くから五月祭と呼ばれ、春の訪れを祝う日でもあります。

ティッパレイパ


フィンランドではフィンランド語とスウェーデン語が公用語ってご存知ですか?フィンランド、といえばムーミンがお馴染みですが、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンはスウェーデン語が母語のフィンランド人だったので、原作はスウェーデン語で書かれています。ということで、これはムーミンカフェで見つけたニョロニョロをかたどったお菓子。たくさん積まれている様子がカワイイ。

ニョロニョロのかたちのお菓子


このようにお菓子を見ただけでも、フィンランド的なものがたくさんあります。もうしばらくして春が来て暖かくなってくると、多くのカフェやバーがテラス席をスタートさせます。今年も太陽と青空の下で、美味しいフィンランドのスイーツを味わう時間が楽しみです。
ヘルシンキのカフェのテラス席