フィンランドでは5月14日から小中学校が再開されました。飲食店はこれまでテイクアウト、デリバリーのみでしたが、6月1日から規制が緩和されます。また公立博物館や劇場、図書館、スポーツ施設なども再開予定ということで、先月のこの記事のときから考えると、少しずつロックダウンが緩和されはじめているフィンランドですが、夏至が近づいてきて、ずいぶんと日が長くなってきました。

先日外に出た際、ふと道路脇にカワイイ看板を発見。ついつい吸い込まれるようにカフェに寄り道することにしました。

実はこのときの時刻は20時30分でしたが、まだまだこんなに明るい。ちなみにフィンランドの今時期の日の入りは22時頃です。そしてこちらが、海辺にある「カフェレガッタ」。フィンランドの有名な作曲家シベリウスのモニュメントのある、シベリウス公園のすぐ横にあります。1887年に建てられた古い小屋です。

とても小さなカフェですが、地元の人にも観光客にも人気があります。今は新型コロナウィルスの影響で室内席もテラス席もお休みですが、それでも人が並んでいます。今回は、普段の出入り口のドアから注文するようになっていました。

室内のインテリアはこんな感じで、歴史を感じる雑貨であふれています。今は店内はすべてスタッフ用のスペースとして使われていました。

お店の人はフレンドリーで親切です。実はコーヒーを買ってすぐに少しこぼしてしまった(!)のですが、「大丈夫?コーヒー足そうか?」と声をかけてくれました。

今は閉まっていますが、ここではカフェでソーセージを買って自分で焼くことができます。フィンランド人はソーセージを焼くのが大好きなのです。冬でも人気です。

21時になってもまだまだ明るいですね。カフェのまわりではみんなテイクアウトをして、ちょっと離れて座ってソーシャルディスタンスを保ちつつ、海を眺めながらくつろいでいます。海沿いの道ではジョギングをしている人や散歩をしている人もたくさんいて、みんな春の訪れと長い夜を楽しんでいるのでした。