家づくりのなかでも、キッチンは何かとこだわりたい場所。家事の中心にもなるキッチンは、家族構成や暮らし方、暮らすうえで大切にしたいことなどによって、ふさわしいカタチはさまざまです。Replanで取材していても感じますが、特に最近は、キッチンで団らんの時間を過ごすご家族も増えていて、キッチンまわりの役割や存在感が大きくなっています。キッチンが中心のプランニングもよく見られるようになってきました。

とはいえ「キッチン中心のLDK?」とうまく想像できない方もいるのでは…。そこで今回は、この家ならでは!というこだわりのキッチンプランを、図面と一緒にご紹介しましょう。

コンセプトは
「キッチンで暮らす」

延床面積/118.82㎡(約35坪)
家族構成/夫婦30

ずばり「キッチンで暮らす」をコンセプトにつくられたインダストリアルなデザインの空間。キッチンの作業台と連続したダイニングテーブルは造作で、テイストも統一されています。個性的な椅子は、ご夫婦が各所で探し集めたビンテージもの。リビングは、キッチンよりも一段上がったスキップフロアに。段差はベンチやテーブル代わりにも使え、お客様を招いてのパーティーなど、多様なシーンに柔軟に対応できるよう工夫されています。

インダストリアルなデザインのキッチン
インダストリアルなデザインで、適度なラフさがカッコいいキッチンに注目
インダストリアルなデザインのリビング
リビングや階段の段差は、大人数が集まったときに腰掛ける場所としても活躍

■設計/神子島肇建築設計事務所
■施工/トール・ハウス(株)
<Replan北海道 vol.112掲載>

 

家族の様子が見渡せる、
スキップフロアの対面キッチン

延床面積/115.68㎡(約34坪)
家族構成/夫婦30代、子ども2人

天窓から柔らかな光が降り注ぐ2階フロアが、家族の暮らしの中心スペー スというこちらのお住まい。緩やかに上昇するスキップフロアは、吹き抜け空間に沿って広がる丘をイメージしてつくられました。キッチンに立つと、その先にあるダイニングやリビングにいる家族の様子が見渡せる点も◎ですね。

スキップフロアでつながるLDK
一番高い場所にあるリビングと、下の階の中間地点にキッチンをレイアウト
一番高い場所にあるリビングと、下の階の中間地点にキッチンをレイアウト

■設計/一級建築士事務所SATO+
■施工/共栄ハウジング(株)
<Replan東北 vol.48掲載>

 

生活の中心は
畳敷きのリビング・ダイニング

■リフォーム面積/104.34㎡(約31坪)
家族構成/夫婦30代、子ども3人

南面にサンルームを設けた畳敷きのリビング・ダイニング。座卓を囲んで食事をしたり、くつろいだり、さらには親子で布団を並べて寝たりするなど、シーンに合わせてさまざまな使い方ができる、生活の中心となる場所としてプランニングされています。キッチンの一角に設置したデスクは、家事コーナーや宿題スペースとしても大活躍。お子さんがキッチンまわりで過ごす時間が増えますね。

畳敷きのリビング・ダイニング
畳敷きのリビング・ダイニングは、ごはんを食べたりくつろいだり、寝室代わりにもなる
キッチン横のワークスペース
キッチン横のワークスペースは、お子さんたちの勉強机にも

■設計/蟻塚学建築設計事務所
■施工/(有)長谷川工務店
<Replan東北 vol.55掲載>

 

アウトドア家族の
土間リビング+カウンターダイニング

延床面積/149.42㎡(約45坪)
家族構成/夫婦30代、子ども3人

「アウトドア好きな一家が、室内でもその気分を味わえるように」とリビングの床を土間仕上げに。アイランド型のキッチンは天板が広く、ダイニングの役割も兼ねていて、キッチンの両側に動線をつくることで、子どもたちの動き、水まわりや2階への動線が重ならないよう配慮されています。こちらも空間の真ん中に位置づけたキッチンの存在感が際立つプランニングです。

カウンターキッチン
キッチンを囲んで家族で食事ができるレイアウト
土間リビング
土間リビングでは、薪ストーブを前にアウトドア気分を味わえる

■設計/(株)浅香建築設計事務所
■施工/紺野建設(株)
<Replan北海道 vol.109掲載>

いかがですか? どれも家族の暮らしぶりが目に浮かぶような、個性的なプランニングですね。次回も参考になるキッチンプランが登場します。どうぞお楽しみに!

(文/Replan編集部)

こちらも併せてご覧ください↓↓
キッチンが中心の、LDK間取りプラン vol.2