こんにちは。
ゴールデンウィークの休暇を利用して東京ステーションギャラリーにて開催されました「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展に行ってきました。
制作部のYです。

くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質

この展覧会では、隈研吾さんが30年にわたって設計してきた約80作品のプロジェクトが10種類の素材ごとに展示されており、物質としての建築を形や色、香りなど五感で体感してきました。

新作パビリオン「香柱(こうちゅう)」

新作パビリオン「香柱(こうちゅう)」。細く物質としての存在感を削り、香りの効果を最大化する仕組みへ挑戦した畳の香り渦巻く竹ひごのパビリオン
細く物質としての存在感を削り、香りの効果を最大化する仕組みへ挑戦した畳の香り渦巻く竹ひごのパビリオン
10種類の素材をさらに5種類の操作に分類してみせた樹形図
10種類の素材をさらに5種類の操作に分類してみせた樹形図も圧巻です

10種類の素材:竹、木、紙、土、石、金属、ガラス、瓦、樹脂、膜・繊維
5種類の操作:積む、粒子化、包む、編む、支え合う

 

建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。
世界という得体のしれない大きさなるものが、
物質という具体的存在を通じて、人間と会話するのである。
物質が違うと、会話の仕方も変わり、こちらの気分も大いに変わってくる。
20世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、人間の表情もずいぶん暗くなった。
もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう。

─── 隈 研吾
WEB・パンフレットより引用

素材ひとつひとつに目を向け、
深く探究しつづける隈さんのプロフェッショナルな業は、
「建築と会話し、向き合う」
その大切さを感じさせてくれる良いきっかけになりました。

私も建築に触れる機会が多い環境にありますので、
物資との会話を実践して行きたいと思います。

制作部 Y