最近ヘルシンキではマイナス10度を下回る日が続き、海がすっかり凍っています。先日友達にアイススイミングに誘われ、挑戦してきました。フィンランド人にとってサウナは欠かせないもの。サウナで温まったあとは、湖や海に飛び込んで涼むのが定番ですが、夏のみならず冬でも飛び込む人もいます。

ここは「ロウリュ」という公共サウナで、日本から建築好きの友達が遊びに来てくれたら必ず見せたい建築です。ヘルシンキにある設計事務所Avanto Architects (アヴァント ア-キテクツ)による設計で、2016年に完成しました。「ロウリュ」とはサウナストーブに水をかけるときに発生する水蒸気のこと。フィンランドのサウナでは、サウナストーブに水をかけて楽しみます。

ヘルシンキにある「ロウリュ」という公共サウナ
ヘルシンキにある「ロウリュ」という公共サウナ
ヘルシンキの設計事務所Avanto Architects (アヴァント ア-キテクツ)による設計で、2016年に完成した
ヘルシンキの設計事務所Avanto Architects (アヴァント ア-キテクツ)による設計で、2016年に完成した施設

ここは、シャワーとベンチ。ウッドと黒を基調としたインテリアがいい雰囲気です。

シックなトーンで間接照明も素敵なシャワーとベンチのスペース
シックなトーンで間接照明も素敵なシャワーとベンチのスペース

こちらは海が見える休憩スペースで、暖炉を囲んでリラックスできます。私はサウナで温まった後にここで涼んでから、またサウナに入りに行きました。

暖炉を囲んでリラックスできる休憩スペース
暖炉を囲んでリラックスできる休憩スペース

続いてメインのサウナを紹介しましょう。ここは「薪サウナ」です。ロウリュでは「薪サウナ」と「スモークサウナ」が楽しめます。いずれもサウナストーブを電気ではなくて薪で温めます。ストーブの石がぎっしりとつまっています。ここに水をかけてロウリュを楽しみます。

熱源が薪の「薪サウナ」
熱源が薪の「薪サウナ」
ストーブの蓋を開けると石がぎっしり。ここに水をかけてロウリュを楽しむ
ストーブの蓋を開けると石がぎっしり。ここに水をかけてロウリュを楽しむ

一方こちらが「スモークサウナ」です。スモークサウナというのは、「薪サウナ」同様に薪を燃やして室内を温めるのですが、煙突がありません。室内に立ち込める煙も込みで温まる伝統的なサウナです。ここは現代風で煙突があって、煙の量を調節しているそう。それでも煤で真っ黒。照明はほとんどなくほぼ真っ暗です。写真でイメージが伝わるといいのですが…。

以前のスモークサウナについての記事はこちら
https://www.replan.ne.jp/articles/5948/

スモークサウナの様子。煙突はあるものの室内は暗く、木も煤で黒ずんでいる
スモークサウナの様子。煙突はあるものの室内は暗く、木も煤で黒ずんでいる

サウナを管理している、マッティさんに話を聞くと、「どちらもサウナを温めるのには5〜6時間かかります。そのあとは石が十分に温まっているので薪を追加することなく6時間温かさが持続しますよ。サウナを温めるストーブには、石が2500kg入っています。毎日使っているうちに石が割れて小さくなってしまうので、6か月に1回交換しています」と教えてくれました。

スモークサウナで温まった後に、凍った海にドボンと飛び込みました。かなり勇気がいりますが、ためらっていては余計に寒いので、思い切っていくのがコツ。アイススイミングとはいえ、10秒くらい海に浸かるのが精一杯。足早にサウナに戻りました。

海へ続く階段。海はすっかり凍っていて、遠くに散歩している人の姿もちらほら見える
海へ続く階段。海はすっかり凍っていて、遠くに散歩している人の姿もちらほら見える

今回はアイススイミングを2回繰り返しました。おかげで気分がすっきり!サウナ後はいつも身体がぽかぽかですが、アイススイミングをするとそのぽかぽか感がより長く続く気がします。これはフィンランドならではの冬の楽しみ方ですね。

このサウナ施設「ロウリュ」について知りたい方は、こちらのホームページをぜひご覧ください!英語のページがあります。
https://www.loylyhelsinki.fi/en/