6月も下旬だというのに、朝晩は肌寒い日がまだまだありますね。床座生活の私にとって、コンクリート&クッションフロアから伝わってくるひんやり感は、体の冷えの大敵。そんなときの強い味方が、このギャッベたちです。

ギャッベはイランの高地に暮らす遊牧民族、カシュガイ族の伝統的な絨毯。寒暖差が激しい高地の厳しい自然環境で育てられた羊の冬毛(冬毛は防寒のため油分たっぷりで質がいい)だけを使い、女性たちの手で長い時間をかけて織られています。

特に絨毯の裏にこのハンコがあるゾランヴァリ社 http://zollanvari.com のものは、ギャッベを世界に広めた先駆的な会社というだけあって、品質に定評があります。うちのラグは、羊の原毛そのもので織られた真っ白ギャッベ。すごいのは、毛が油分でコーティングされて、たとえお醤油をこぼしてもすぐに拭けばシミにならないこと。普段の掃除は掃除機だけでOKだし、すごく手入れが楽なんです。もちろん手触りはしっとり、ふわふわ。

一般的なギャッベの魅力は、何といってもその文様の豊かさ。グリーンの方に織り込まれている「生命の樹」には健康や長寿を願う意味があったり、赤い方に見える鳥には「美の象徴」の意味があったり、モチーフごとにさまざまな願いや祈りが込められています。ちなみに赤い方は、オールドギャッベというビンテージもの。織り子さんの感性で作られるギャッベには、個性とともに時代性も反映されていて、それもまた魅力の一つです。

ちゃんとしたギャッベは脱脂していない羊毛100%で作られているので、冬暖かいのはもちろん、夏もさらっと快適で一年中活躍するし、いい環境で使えば何十年も持つといいます。私は決してギャッベ屋さんの回し者ではありません(!)が、やっぱり家のものは素敵で実用性が高いものを長く使いたいと思うので、値段はなかなかなものですが、ラグをご検討中の方にはぜひ知ってもらいたい絨毯です。

以上、編集部のNマキでした。