建築薬局

ヘルシンキで人気のおしゃれな通り、コルケアヴオレンカツにある素敵な外観の建物。この1階にあるのが、フィンランド語でラケンヌスアプテーッキ Rakennusapteekki、「建築薬局」という名前のお店です。(Rakennusが建築や建物、apteekkiが薬局)

店長のヤリさん

おちゃめな店長ヤリさんは、元々は国際マーケティングを教えていた先生。自宅のリノベーションをしているときにこのビジネスを思いつき、実際に始めたといいます。自宅をはじめリノベーションの経験が豊富で、商品の選び方、塗料・ワックスの使い方からリノベーション全般のことまで、お客さんに幅広くアドバイスしてます。

お店に並んでいる商品はすべて、自分で使ってから販売しています。「怪我をして困ったら薬局に行くように、昔の建物をリノベーションをするときに困ったら建築薬局が味方になりますよ。古い部品を色々用意しています。方法もアドバイスもします。日本にはこういうお店はありますか?」とヤリさん。窓の交換や塗装の教室も開催して、お客さんのリノベーションをサポートしています。

約110年前のデザインの復刻版ドアノブ

このドアハンドルは約110年前のデザインの復刻版。「建築薬局」に来れば、このような昔の部品が見つかります。

昔のタイプのスイッチプレート

昔のタイプのスイッチプレートも。

クラッシックな柄の壁紙

クラッシックな柄の壁紙も、たくさん揃っています。

100%自然素材のスウェーデンの塗料

100%自然素材のスウェーデンの塗料。

「建築薬局」常連の彼は大工さん

「建築薬局」常連の彼は大工さん。「今日は塗料を買いに来たけど、このあいだはこの棚受け(ブラケット)を買ったよ。すごく好評でどこで買ったのか聞かれたから、この店を教えておいたよ。薬局って言ったらびっくりしてたけど」。

ヘルシンキ郊外のビルナスには、大きな本店があります。フィンランドではリノベーションが多いので、こういうお店が強い味方なのだなと感じます。

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