3月の暖かい日、大阪から遊びにきていた友達が交差点で地面を見ながら不思議そうな顔をしているので、どうしたのかたずねると「どうして道路にザラッザラの砂利みたいなのが落ちてるの?」という質問。

「ああ。砂撒いてるからね」という答えにも、なお不思議そうな顔は変わらない様子を見て、「砂」の存在が雪国特有だということをハッと思い出します。

札幌の年間積雪量はだいたい4メートル程度。除雪が頻繁に行われるので、交通機関自体が麻痺するようなことはありませんが、道路に積もった雪が踏み固められ凍ると、地面はとつぜん凶器と化します。

そんなつるつるに凍った路面で歩行者が滑らないように、市などが道路に設置しているのが写真のような「砂箱」です。中に袋詰めされた滑り止めの砂が入っていて、歩行者が危ないと思ったら自分で砂(正確には細かい石つぶのようなものです)を撒くことができます。

春になると雪がとけて、撒いた砂だけが道路に残るので、「道路に砂利が落ちている状態」になるのです。そんな説明を友人にしているうちに、この砂の入っている砂箱にはいろいろな形や材質のものがあることに気が付きます。

主要な交差点などで見られる常設のものから、雪の降り出す頃に設置される簡易なものまで、さまざまな形のものがあります。ドラム缶を利用したもの、木箱のようなもの、かわいいイラストが書いてあるものなど、エリアによってバリエーション豊かな砂箱。

気になって写真を撮っているうちに、スマホの写真フォルダは砂箱でいっぱいに。お気に入りの砂箱なんかも見つけたりして、冬の楽しみがひとつ増えましたよ。