移住生活を支える自然の温もりに包まれた平屋の終の棲家
Replanが取材した、北海道・東北の素敵な住まいづくりの話をご紹介します。
(株)芦野組 / 美瑛町・Tさん宅 夫婦60代・50代
長年夢見てきたわが家を
丘のまちでカタチに
長年、転勤生活を送ってきたTさんご夫妻は、都会のマンション生活は便利でしたが精神的に満たされず、「人が少ないのんびりとした土地で暮らしたい」と思い続けてきました。そして、Tさんは定年を節目に奥さんの故郷、北海道で終の棲家づくりを決意。ご夫妻は希望に叶う移住先を探し続け、美瑛町で売り出していた宅地の最後の一区画を購入することができました。「大雪の山並みやなだらかな丘が連なる風景を見ているだけで、心まで穏やかになりました」と、Tさんは運命の地との出会いを振り返ります。



ご夫妻が思い描いていたわが家は、薪ストーブと木、レンガを採用した、暖かくミニマルな平屋。長年の夢と希望を詰め込んだ約28坪のプランを作成したのが地域の工務店、芦野組でした。「スタッフの人柄の温かさや丁寧な対応も依頼の決め手になりました。施工中、作業を終えた後の現場がいつもきれいだったことも印象に残っています」と、Tさんは話します。



未知との遭遇が楽しい
充実の移住生活
美瑛の丘がみずみずしい緑に覆われた6月、新居での暮らしがスタート。「完成したばかりの住まいは、春先の空気がそのまま残っているのかと思うくらい涼しくて、標準仕様で断熱等級6を実現した性能の高さを入居早々に体感。冬も間違いなく暖かいと確信しました」と、Tさんは住み心地の良さを話します。



ナラや道南スギ、タモなどの木をふんだんに採用した新居は、オープンなLDKが空間の主役。屋根なりに設えたダイナミックなリブ天井が、開放的な空間のアクセントに。「イメージだけを伝えて、芦野組にお任せしました」という造作収納の数々が生活動線に寄り添うように配され、ミニマルな空間に暮らしやすさと美しさを与えています。


「初めてのマイホームでの暮らしは、嬉しい驚きがいっぱいです。これからはさらに、地域の森で育つ樹種にこだわった植栽を増やして、雑木林のように庭を育てていきたいですね」と、嬉しそうに話すTさんです。
家づくりでは自然素材をできる限り多く採用したいと考えていた私たちに、芦野組は珪藻土を用いた塗り壁を提案してくれました。完成してみると、独特の素材感が照明によく映え、空間の表情がとても豊かになりました。また、室内で夏のじめじめした空気を感じないのも、調湿性に富んだ珪藻土のおかげかなと感じています。暑い陽射しを遮る長い庇、断熱・気密性の高さと相まって、暑い日も扇風機を回すだけで快適に過ごせています。(Tさん談)
棟部のルーフィング施工について[NPO住宅110番]
見たことのない形を実現し、余白と美しさを内包させた立体的なフォルムの平屋












