新築の換気計画[NPO住宅110番]

公開日:2026.11.4 最終更新日時:2026.11.4

「NPO住宅110番」に寄せられた、住まいの悩み・建築への疑問・トラブル相談をご紹介。

「NPO住宅110番」は、住宅雑誌Replanが長年にわたって育ててきたインターネット上の家づくりのための「世論の場」です。住まいの悩みに、住宅建築の最前線にいる専門家の皆さんが回答しています。この記事では同WEBサイトに寄せられた皆さんからの投稿・アドバイスを抜粋(一部修正)し、Replan誌面に掲載したものをさらに厳選してお届けします。

Q 新築の換気計画

質問者/大阪府・mei
記事No.20188/カテゴリ:結露と換気の問題 

新築計画中です。高気密住宅ではない、木造平屋39坪を建築予定です。換気の種類は第三種換気です。各トイレ2ヵ所、ランドリーに24時間換気を設置予定です。

北側に5.2帖の3部屋があるのですが、風通しがあまりよくなさそうで換気経路が心配です。近くにトイレがあり、トイレの24時間換気で換気計画ができている感じで図面に記載がありました。

いろいろ見ましたが、今は第一種換気も出てきており、分からないことが多く質問させていだきます。

・北側トイレの24時間換気のみで換気経路は十分でしょうか?
・換気を補う形で換気扇を各居室に設置するというのは、あまり行っていませんか?
・吸気として各居室窓にエアブレスと書いているのですが、窓の外にシャッターを設置予定なので、シャッターを閉じている状態では吸気はあまり行われなくなりますか? 吸気口として部屋の壁につけたほうがよろしいでしょうか?
・リビング25帖、やはり吸気口はいりますか?

いろいろと質問すみません、よろしくお願いします。

A:回答者/アドバイザー (株)福地建装/HQ住宅研究所 ファース本部 福地 脩悦

気密性能のない住宅には、法令に基づいた0.5回/h以上の換気量を担保することに無理があります。換気経路とは、気密性能の伴う住宅にしか成立しません。

第三種換気とは排気専用であり、気密性能の高い家の場合、各所の隙間から空気を引き入れます。したがって換気経路を特定することはできません。

第一種換気とは吸気と排気を同時に行う換気法ですが、これも気密性能がなければ成立しません。各部屋に換気口を付けるにしても、気密性能が成立していなければその必要もありません。

建築基準法では、家屋内の全気積(容量)の50%以上の換気量が制定されています。トイレの換気だけでこの政令を満たすとは思えません。

しかし、本件はエアブレス工法であり、開口部(窓やシャッター等)の隙間も含め当該工法で換気量を満たしているはずです。つまりは、エアブレス工法自体と施工者の信頼度が重要となります。


▶ほかにもこんな質問があります。興味のある方はこちらもどうぞ。
・AI分析で換気不良が疑われる木造住宅の湿気トラブル相談
・二階の全部の給気口から風が入ってこない
・換気システムについて 等

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