先日、お手本にしたい!白タイルのキッチンいろいろで、白タイル(サブウェイタイル)と目地の色の組み合わせで、いろんなテイストのキッチンが演出できることをご紹介しましたが、タイルはもちろん白い横長のものだけではありません!

最近はグレーをはじめ、グリーン系やブルー系のタイルを使ったり、貼り方を工夫してデザインを変えたりと、さまざまなアレンジが見られます。そこで今回はそんなバリエーション豊かなタイル仕上げを取り入れたキッチンの例をいくつかご紹介しましょう。

色が違えば、印象も変わる

無難で飽きがこない。となると、ベーシックな白のタイルを選びがちですが、ここはあえて色で遊ぶことでキッチンまわりの印象に変化を持たせ、自分らしさをにじませてみるのもいいかもしれません。例えば、この家。リビングからキッチンを見ると、白のサブウェイタイルがとても似合いそうですが…

インダストリアル感もありながら親しみやすさもあるデザインのLDK
インダストリアル感もありながら親しみやすさもあるデザインのLDK
カーキ色のタイルのキッチン
タイルと背面収納上のクロスの色を合わせることで、異なる素材同士でも統一感が感じられる

コンロまわりと作業カウンターの内側に使ったのは、一枚一枚ニュアンスが異なるカーキ色のタイル。背面収納上のクロスと色を合わせることで、シンプルながらもより個性が感じられるキッチンまわりに仕上がっています。

タイルの組み合わせと貼り方の工夫で
ひと味ちがうアレンジ

場所によってタイルの組み合わせや貼り方を変えると、ひと味ちがうアレンジが楽しめます。こちらのお宅では、背面収納の間の壁はベーシックなサブウェイタイルに、コンロ脇の壁は大ぶりなグレーのタイルを、人気のヘリンボーン柄で仕上げました。このヘリンボーン柄は奥さんたっての希望で実現したもの。この写真ではちょっと見えにくいですが、テーブルの天板もそれに合わせたヘリンボーン柄です。

白いサブウェイタイルとグレー系のタイルを組み合わせて採用
白いサブウェイタイルとグレーのタイルを組み合わせて採用。ヘリンボーン柄は奥さんの強い希望で実現

こちらはグレーの正方形タイルをコンロまわりと背面収納の壁に貼り、床をブルーの長方形タイルのヘリンボーン柄で仕上げています。下に床暖房を入れているので、床は冬でもひやっとすることなく、足元からあったか。こういうふうに違う形・色のタイルを組み合わせると、見た目の印象がまたガラッと変わりますね。

グレーとブルーのタイルは、濃いめに着色した造作戸棚ともよく合っている
グレーとブルーのタイルは、濃いめに着色した造作戸棚ともよく合っている

レンガ壁で、ほっこり
趣深い佇まいをプラス

Replanの取材先でときどき見かけて「おっ!」と反応してしまうのが、レンガ壁のキッチン。ダークな色目の木や、漆喰・珪藻土などの塗り壁とも相性がよく、タイルとはまた異なる趣深い佇まいをつくることができます。電球色の照明との相性も抜群です。

レンガ壁のキッチン
レンガ壁のキッチン。レンガをはじめ、木や石こうの塗り壁など、月日とともに緩やかに味わいが深まる自然の素材が使われている

レンガの色は一様ではなく、濃いものから明るいものまでけっこういろいろ。その組み合わせでも空間の印象が変わります。こちらのお宅の場合、レンガ生産量日本一の街、北海道江別市のレンガ工場までお施主さんと施工会社の社長さんで足を運び、配色に悩みながら使うレンガタイルを選んだといいます。耐久性があって手入れもラクなのも、レンガタイルの魅力でしょう。

レンガ壁は、ステンレス素材とも相性がいい
北海道江別市のレンガ工場で、お施主さん自ら選んだレンガタイルの壁。レンガは、ステンレス素材とも相性がいい

ちなみに…「どうしてもキッチンでタイルを使うことが難しい」という場合は、こんな方法はいかがでしょう。造作キッチンカウンターのダイニング側にニッチを設け、その中の壁にタイルを貼って自分流のお気に入りポイントをつくるのです。このお宅は、人気のコラベルタイルでカラフルに仕上げたニッチが、空間のフォーカルポイントになっています。

カウンター下のニッチの壁の中をタイル仕上げに
カウンター下のニッチの壁の中をコラベルタイルで仕上げて、インテリア性アップ

白タイルはもちろん素敵ですが、このように色を取り入れたり、貼り方で変化をつけたりして自分らしいアレンジを楽しむのもいいですよね。せっかくの家づくり、しかも家族が長い時間を過ごすLDKの雰囲気にもかかわるキッチンの内装です。「らしさ」が感じられるキッチンづくりにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

(文/Replan編集部)

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お手本にしたい!白タイルのキッチンいろいろ