みなさん、明けましておめでとうございます。編集部の韓国出身スタッフ・Jです。今年もよろしくお願いします!

せっかくなので、ちょびっとだけ韓国のお正月と歳の数え方について。ちなみに韓国では正月・お盆といった名節は旧暦で行うので、風習的にはまだ年が明けていません。旧暦なので毎年日にちも変わります。ちなみに今年のお正月は1月25日らしいです。まだこれからですね。

お正月になると、親戚みんな集まりまずご先祖さまにお供え物。親や祖父母、目上の親戚には日頃の感謝のお礼もして、あとはみんなで食べて飲んで。子どもたちは、韓服(チマチョゴリ)を着て凧揚げなど伝統の遊びを楽しんだり。

そして、トックというものを食べます。意味は餅のスープ。お雑煮に似たようで違うものですが、お正月といえばトックです。なぜかわからないけど、これを食べてやっと歳を取るという文化がずっとありました。子どもの頃は、みんな早く大人になりたくて2杯も3杯も食べていましたね 笑

そこで不思議なのは、歳の数え方。
韓国ではお正月を迎えると、1個歳をとるという感覚があって、誕生日とは関係なく、お正月にみんないっしょに1歳アップということになります。

そして生まれた時点ですでに1歳。数え歳ですね。お腹の中にいたときから命のスタートという認識です。このふたつが合わさると12月生まれの子は、お正月になったら実際は生後2ヵ月ぐらいでも、数え歳では2歳になります 笑
アジア圏では、昔はみんなこんな感じだったそうですが、今はほとんどが西洋の数え方に変わったみたいです。

こういうの、みんなにおかしいと言われますが。。。ま、確かにそうですね。でも私も外国人にそう言われるまでは、なんとも思っていなかったですし、韓国では年代を問わずそれが当たり前のこととして通じています。面白いことです。

もちろん公式には日本(というか全世界)と同じで、ちゃんと誕生日になると1歳増えます。要は年齢が2種類あるということですね。

さて、あなたは今何歳ですか?