「閑話休題〜仙台マンション居住奮戦記」(1/3)

いろいろあって、仙台にマンションを購入

私は、1977年(昭和52年)に室蘭工業大学に赴任、当時29歳でした。以来、65歳で定年となる2013年(平成25年)3月31日まで、36年間勤めました。退職後は、いろいろありましたが、実家のある盛岡に住むことに。盛岡駅に近い実家の土地に、3階建ての高断熱住宅の設計を済ませていましたが、その土地に建つ貸家の立ち退きがうまくいかず、結局盛岡を断念し、新住協の本部のある仙台に住むことにしたのです。盛岡と仙台との距離は約190㎞。新幹線で約40分です。こうして、仙台の土地探しが始まりました。

1番目の土地は、仙台の西の郊外住宅地で区画が100坪もある大きな土地でした。ここを見ながら、女房がぽつりといいました。「あなた、私をこんな田舎に閉じ込める気?」。これで、私たちは都心のマンションに住むことが決まりました。中心部に近い土地を探すには時間もかかり、土地が高くて家も建てるということになると資金が心配でした。

2011年の正月にモデルルームを見て、2月に契約、3月には東北大震災が起こりました。これで入居が遅れて、2012年3月に入居が始まりました。私の方は定年まで1年あるので余裕でしたが、ここで、私は2年間室蘭に余分にいることになってしまいました。私の後任が決まらなかったのです。結局仙台への引っ越しは、2014年11月末のことでした。50坪の家から30坪弱のマンションに引っ越すため、半分近くのものを捨ててきたのですが、それでも入りきらないだろうと予想はしていました。

収納家具製作大作戦

私は、一足早く仙台に単身赴任して、収納家具の手配を始めました。マンション購入で資金を使い果たし、お金がなかったので赤松の集成パネル20㎜厚、幅600㎜と500㎜、長さが2500㎜の板で側板と棚板を木取りして、丸森町の今野建業に製作をお願いしました。あらかじめプレカットしてきて、住宅では組み立てるだけにしたのです。組み立てと据え付けには大工さん3人で、丸1日がかりでした。大小8ヵ所の棚ですが、半分は天井までの大きなもので、とても大変でした。写真1の6枚がそれです。

写真1  造作収納の様子<br>(上段右から)寝室2のスチール書棚、寝室2の洋服収納、寝室1の洋服収納<br>(下段右から)寝室2隣の物置内部、納戸の冷蔵庫収納棚、キッチンの鍋などを入れる収納棚
写真1 造作収納の様子
(上段右から)寝室2のスチール書棚、寝室2の洋服収納、寝室1の洋服収納
(下段右から)寝室2隣の物置内部、納戸の冷蔵庫収納棚、キッチンの鍋などを入れる収納棚

洋服収納は、側板にステンパイプを渡し、その下に無印良品の引き出し式のクローゼットケースを積んでいます。このケースは、幅440㎜、奥行き550㎜でとても使いやすいのです。2列で幅880㎜になり、芯々900㎜幅の側板の間にぴったりです。引き出しをつくるとなると莫大にお金がかかります。この洋服収納に対して、女房の「中身が見えてみっともない」という声には、そのうち扉をつくるからといってなだめ、いまだにこのままです。側板には超薄型のダボレールを付けて自在棚にしています。細かく棚が入ると収納量は莫大で、なんとか膨大な引っ越し荷物も整理がつきました。

写真2 リビング全景
写真2 リビング全景
写真3 和室の様子<br>唯一、狭いながらも何も置いていない和室。もう一つ予備室がほしい
写真3 和室の様子
唯一、狭いながらも何も置いていない和室。もう一つ予備室がほしい