黒石市・Aさん宅 本人20代、母50代
設計・施工/(有)大平建設

採用の電化機器
暖房/東北電力推薦エアコン3台
給湯/エコキュート(460L)
調理/IHクッキングヒーター
創エネ/太陽光発電システム5.17kW(あおぞらチャージサービス)

CO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガスにより、地球温暖化が深刻化し、気候変動が地球規模の課題となっている今。温室効果ガスの排出量と吸収量の合計をゼロにする「カーボンニュートラル」の取り組みの一環として、東北電力グループではスマートライフ電化を推奨しています。

黒の外観が印象的なAさん宅。エアコンの室外機にもヒーターが搭載されるなど、寒冷地ならではの雪・凍結対策が施されている
黒の外観が印象的なAさん宅。エアコンの室外機にもヒーターが搭載されるなど、寒冷地ならではの雪・凍結対策が施されている
積雪の多い地域ではあるが、屋根の形状や太陽光パネル自体の性能が進化したことにより、十分な発電量を確保可能に
積雪の多い地域ではあるが、屋根の形状や太陽光パネル自体の性能が進化したことにより、十分な発電量を確保可能に

2022年夏に完成したAさん宅は、オール電化に太陽光発電の創エネや同グループが提供するさまざまなサービスを組み合わせた、スマートライフ電化の住まいです。5.17kWの太陽光発電システムを搭載しているほか、暖房には寒冷地用エアコン、給湯にはエコキュート、キッチンにはIHクッキングヒーターと、高効率で省エネ性の高い機器を選択。

玄関から心地よさに包まれたAさん宅。高断熱・高気密な家は省エネであるだけでなく、体に優しく健やかに暮らせる家でもある。寒い地域だからこそ住宅性能にはこだわりたい
玄関から心地よさに包まれたAさん宅。高断熱・高気密な家は省エネであるだけでなく、体に優しく健やかに暮らせる家でもある。寒い地域だからこそ住宅性能にはこだわりたい
白を基調とした明るいリビング。パワフルな暖房能力を持つ寒冷地用エアコンが室内を暖める。あえて吹き抜けを設けないプランとすることで、暖冷房効率をより高めている。ともに暮らす愛猫のため、足が滑りにくい床材を選択。傷の付きにくさ、掃除のしやすさも気に入っているそう
白を基調とした明るいリビング。パワフルな暖房能力を持つ寒冷地用エアコンが室内を暖める。あえて吹き抜けを設けないプランとすることで、暖冷房効率をより高めている。ともに暮らす愛猫のため、足が滑りにくい床材を選択。傷の付きにくさ、掃除のしやすさも気に入っているそう

「IHは安全性が高く、フラットで掃除しやすいのに加え、使った分の電気代が操作パネルに表示されるので節電意識が高まりました。エアコンには効率良く適温を保ってくれるAI自動運転機能が付いており、部屋の中はいつも快適です。エコキュートも使い方は簡単ですね」とAさん。

IHクッキングヒーターのおかげでキッチンに立つのが楽しくなったというAさん
IHクッキングヒーターのおかげでキッチンに立つのが楽しくなったというAさん
ユーティリティにエコキュートを収納。非燃焼タイプのため、余分なスペースを取らずに済むのがメリット
ユーティリティにエコキュートを収納。非燃焼タイプのため、余分なスペースを取らずに済むのがメリット

すべて初めて使う機器ばかりとのことですが、使い勝手の良さと快適性を実感しているご様子です。さらに、電気の見える化と機器の自動制御によって電気を無駄なく賢く使うHEMSを導入しているのもポイントです。「モニターに発電量、売電量、機器ごとの使用量が表示されるので、ゲーム感覚で楽しく節電できるのがいいですね」。

HEMSで電気を見える化。Aさん宅では、スマホなどと連携させ、宅外からも機器の状況の確認や遠隔操作ができるタイプを導入している
HEMSで電気を見える化。Aさん宅では、スマホなどと連携させ、宅外からも機器の状況の確認や遠隔操作ができるタイプを導入している
太陽光で発電した直流の電気を、家庭内でも使える交流の電気に変換するパワーコンディショナー
太陽光で発電した直流の電気を、家庭内でも使える交流の電気に変換するパワーコンディショナー

東北電力グループでは、毎月定額のサービス料金で太陽光発電・蓄電システムを利用できる「あおぞらチャージサービス」を2022年春よりスタートさせました。Aさん宅は津軽エリア初の「あおぞらチャージサービス」導入住宅でもあります。

「家づくりを依頼した大平建設から勧められ、専用の電気料金プラン『シンプルeでんき』とセットで加入しました。特にいいなと思ったのは、太陽光発電設置の初期費用がかからないこと。太陽光で発電した電気をふんだんに使用できるのも大変経済的だと思いました」と、Aさんは導入の理由を語ります。実際、太陽光で発電した電気をエコキュートの湯増しなどに使用し、ランニングコストを削減しているそうです。

2階の寝室。将来子ども部屋として使うことも想定し、2部屋に仕切れるようプランニングされている
2階の寝室。将来子ども部屋として使うことも想定し、2部屋に仕切れるようプランニングされている
ドアの上に設けられた換気窓を通してエアコンの暖気や冷気が行き渡り、室内はどこも一定の温度に保たれている
ドアの上に設けられた換気窓を通してエアコンの暖気や冷気が行き渡り、室内はどこも一定の温度に保たれている

高効率機器を取り入れ、HEMSで住まいの電気を管理し、さらに太陽エネルギーでつくり出した電気を自家消費して、電気料金の支出を大幅にカットする。未来の暮らしを先取りし、安心・快適でエコな暮らしを楽しんでいるAさんです。

Aさん宅は、弊社で初めて「あおぞらチャージサービス」を導入した住まいです。このサービスは、太陽光発電システム設置の初期費用が0円で10年後には無償譲渡される点と、発電した電気を自家消費できる点がとても魅力的だと思いました。Aさん宅の場合、太陽光発電システムのサービス料+電気使用量=月平均1万円前後になる試算です。積雪量が多い津軽地域は太陽光発電は不利と思われがちですが、1・2月以外は安定的な発電が見込めます。省エネだけでなく、創エネが大事になってくるこれからの時代。太陽光発電による自家発電&自家消費が可能な「あおぞらチャージサービス」を今後も推進していきたいと思っています。(大平建設より)

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住まいに欠かせない要素のひとつである窓。今号ではじっくりと窓について考えてみましょう。

「窓のキホンを知る」では窓の役割やつくりの違いについて、「暮らしの中の窓を知る」では実際に家を建てたご家族の暮らしに対するこだわりや暮らしの希望と窓の関係について、「窓と住宅性能の関係を知る」では寒冷地で性能向上を続けてきた住宅と窓の性能向上がもたらした住まいの自由度について、それぞれ詳しく紹介しています。

あなたの暮らしにとって重要なことは何か。「窓」を考えることでそれが見えてくるかもしれません。

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